今週の火曜日行ってきました。
19時開演なのに、西大路花屋町の会社を出たのが18時半・・・・・こりゃ絶対間にあわんと思っていたら、飛び乗ったタクシーの運ちゃんの天才的な走りで、なんと18時50分にアトコンに着いてしまいました。

で、お芝居。
観終わった後、ツイートとか観てますと、結構賛否両論だったんですね。

私は、はっきり言いますが面白かったです。
うまく言えないんですが、なんかこう好きな感じの芝居なんです。

舞台はどこでもありそうな中途半端な町の中途半端な動物園。
ある夜、その動物園の動物がことごとくいなくなり、そのかわり、ツタヤにDVDを返しに行きたい股間が光る男が現れる。
体の側面のやけどがある運転手
動物園のオーナーでいつも町が中途半端だと言うことを嘆いている町の実力者
その娘
ゴリラのような兄嫁を刺して刑務所に入っていた女
その女を迎えに来た兄嫁
そしていなくなった兄

それぞれの人生が無関係なようで関係してゆく。
でも当事者でないものにとってはどうでもいい話。
その舞台がすべてひとつの廻り舞台の上に載せられ、動物がその舞台を廻す。

無関係な関係が関係を持ち、無関係で無くなったとき、お互いのエゴが爆発して、人は傷つけあう。

そして、騒動が治まると・・またそれぞれの自分の興味の中にもどり、無関係な関係に戻る。

「社会を廻す側と廻される側」という言葉がでてくるが、結局「廻している」のは人間ではない。

「君ら、廻しているつもりになっていい気になっているが、ホントは廻されているんだぜ」
ってことを、山崎君は言いたかったのではないだろうか。
だから、舞台を廻しているのが動物で、静寂が戻ってきた町に動物がもどってきたのではないだろうか。

お芝居全体は、なんだか「ガチャガチャ」した感じ。僕はその「ガチャガチャ」した感じが好きでした。
なんだろう、まとまってない感がこの芝居にぴったりあっている感じがしました。

おそらくは、世代によって感じ方は様々じゃないでしょうか。

で、結論、ガチャガチャしたお芝居の感想はまとまらないってことです。