昨日は10月26日でした。
あれから14年が経ちました。

子を持つようになると、母親の最期を看取れたのはとても幸せなことだと思うようになります。

母は最期までしっかりしていました。
死の2週間ほど前、3日ほど休みをととって会いに行きました。

二人きりの時にいろいろと話をしました。
父の話
家族の話
仕事の話
妻の話
そして、やめた芝居の話・・・・
母は自分の死をしっかりと見据えていました。

私は果たして母のように死ねるだろうか・・・

本当はプロテスタントに改宗したいと願っていた母。
その願いはかなえられませんでしたが、
出棺の際、たくさんの彼女の友人が「野の花の姿」を歌ってくれました。
羽仁もと子さんの詩です。

野の花を見よ
その純粋さを見よ
野の花のような
純粋な思いが欲しい安らかな
安らかな
野の花の姿で
多くの友の中にいよう

その友人の中にもすでに他界された方もいます。
今頃、楽しく過ごしているのでしょうか。