先週の日曜日のこと、努力クラブが出ると言うので、こちらも全く予備知識ゼロで行ってきました。
いやはや、劇場の場所も企画内容も何にも知らずにいったのですが、
古びたビルの2階をそのまま劇場にした「KAIKA」といい、3つのユニットの対バン形式の公演といい、演劇をフランクにする姿勢にはとても共感が持てました。
私のようなものが意見を述べるのはおこがましいのですが、私は学生時代から演劇が「劇場」にこだわるのはおかしいんじゃないかと思っておりましたので、野外公演をやる劇団に共感し、西一風に参加したくらいです。
元来「河原」で始まったものなら「場」は選ぶのではなく創るのではないか。
そういう意味で、古びたビルのフロアそのままという「場」はよかったです。
さて、お芝居。
①ファックジャパン『まとめてファックを云わせてもらうぜ』
いやはや、笑わせて頂きました。
全編、彼曰く「コショコショする」こと「オ○ニー」称賛の独白。
それを包茎手術のエピソードの流れの中で進めてゆく。
そして、実はやっぱり女性と「ナニ」がしたいという話。
計算してないようで、計算された笑い。
さすがでした。
②努力クラブ『空白なら無かった』
ダンボールを素手で叩き潰すだけという工場(?)で、そのダンボールで叩いて人を殺してしまったと思いこんだ工員の話・・・なんだか安部公房の匂いがする感じ。
後で合田君にお話しを伺ったところ、安部公房は卒論のテーマにしていたくらい大好きだそうで。
よっくわかりました。
ただただ、残念なのは、佐々木君始め役者の皆さんの演技が真にせまっていたせいか、爆笑するお芝居なのだと思うのに、お客が真剣に観過ぎていたこと。
ちょっと残念でしたが、努力クラブの可能性を観ました。
③SUSUMU TANIMOTO a.k.a 谷本進『ドックウェーブ』
東京からの参加。
なんと谷本さんは独り芝居専門にやってらっしゃるそうです。
主人公は野良犬。
野良犬はこの3月に野良犬になったばかり。
保護しようとやってきた人間を追い払い、それでもその場所を動かない。
それは・・・
東日本大震災をテーマに描いたお芝居でした。
実に実にストイックな方のストイックなお芝居でした。
まさに三者三様。
そういった動きが増えれば、演劇独特の敷居の高さが低くなるのではないかと期待してしまいます。
また来たいですね。
以下のチラシの表紙が谷本さんです。
いやはや、劇場の場所も企画内容も何にも知らずにいったのですが、
古びたビルの2階をそのまま劇場にした「KAIKA」といい、3つのユニットの対バン形式の公演といい、演劇をフランクにする姿勢にはとても共感が持てました。
私のようなものが意見を述べるのはおこがましいのですが、私は学生時代から演劇が「劇場」にこだわるのはおかしいんじゃないかと思っておりましたので、野外公演をやる劇団に共感し、西一風に参加したくらいです。
元来「河原」で始まったものなら「場」は選ぶのではなく創るのではないか。
そういう意味で、古びたビルのフロアそのままという「場」はよかったです。
さて、お芝居。
①ファックジャパン『まとめてファックを云わせてもらうぜ』
いやはや、笑わせて頂きました。
全編、彼曰く「コショコショする」こと「オ○ニー」称賛の独白。
それを包茎手術のエピソードの流れの中で進めてゆく。
そして、実はやっぱり女性と「ナニ」がしたいという話。
計算してないようで、計算された笑い。
さすがでした。
②努力クラブ『空白なら無かった』
ダンボールを素手で叩き潰すだけという工場(?)で、そのダンボールで叩いて人を殺してしまったと思いこんだ工員の話・・・なんだか安部公房の匂いがする感じ。
後で合田君にお話しを伺ったところ、安部公房は卒論のテーマにしていたくらい大好きだそうで。
よっくわかりました。
ただただ、残念なのは、佐々木君始め役者の皆さんの演技が真にせまっていたせいか、爆笑するお芝居なのだと思うのに、お客が真剣に観過ぎていたこと。
ちょっと残念でしたが、努力クラブの可能性を観ました。
③SUSUMU TANIMOTO a.k.a 谷本進『ドックウェーブ』
東京からの参加。
なんと谷本さんは独り芝居専門にやってらっしゃるそうです。
主人公は野良犬。
野良犬はこの3月に野良犬になったばかり。
保護しようとやってきた人間を追い払い、それでもその場所を動かない。
それは・・・
東日本大震災をテーマに描いたお芝居でした。
実に実にストイックな方のストイックなお芝居でした。
まさに三者三様。
そういった動きが増えれば、演劇独特の敷居の高さが低くなるのではないかと期待してしまいます。
また来たいですね。
以下のチラシの表紙が谷本さんです。