昨晩は楽しいライブでした。
一日経って余韻がまだ残っているくらい楽しいライブでした。

でも。

楽しかった分、寂しさがつのります。

それは「終ってしまった」という寂しさではありません。

いつも、芝居を見た後にも、ライブに行った後にも、心の中にしっかりと根をはって、次第に大きくなる寂しさ。

ある、元役者だった会社の先輩が言いました。

「一度、板の上に立って、客を掴んだ経験のあるやつは、
そういう快感に味をしめたやつは、一生忘れられないものなんだよ
そうなんじゃないか。」


まさに、そのとおりです。

たった3年の演劇経験で、私のレベルでお客さんを掴んでいたかどうかは定かではありません。

ただ、あの板(路上もあったけど)の上の感覚は今でも体の中にしっかりと残っています。

だから、その分その「虫」が体の中でざわざわと疼くのでしょう。

しかも、今では音楽も芝居もやってはいない。

芝居も音楽も彼ら彼女らのパフォーマンスが高ければ高いほど、その思いは強くなるのです。

そして、その分、とてつもなく大きい寂しさが押し寄せてきます。

すばらしいパフォーマンスをみせてくれた皆さんにこころから感謝しつつ・・・

生意気な、一人よがりな、どうしようもない、意気地のないそんなどうしようもない感覚が自分を襲い、
その分、その数十倍ほどの自己嫌悪が襲ってくるのです。

それが、私の・・・・・まつりのあとなのです。