なんと、団員の方の住居をそのまま劇場にして、団欒を題材に芝居をするという、悪い芝居の山崎さんならではの斬新な発想のお芝居を観てきました。

はい、これは「芝居」です。
「演劇」というよりジャスト「芝居」。
掛け値なしのそのままです。

町屋の上がり間が客席。席数は12席。
うち6席は桟敷です。
そして、そのまま居間、台所、2階で芝居が行われます。

シューハリーって何だと思いつつ観ていたら冒頭で「守・破・離」なんだと説明がありました。
家族団欒の形が様々の要因と侵入者で変わってゆく様を山崎さん独特の世界観で描いてゆきます。
まだまだ公演中ですのであらすじは書きません。

私は「むちゃくちゃ」面白かったです。
役者と観客の近い感じも、テレビが普通についている感じも、暑さも、全部よかったです。
個人的に圧巻だと感じたのは西岡さんと呉城さん(お二人とも女優です)が二人で争うようにガツガツと4人前の食事をほんとに平らげるところ。
そういった実に「生」な感覚がよいです。
「芝居」だから「うそ」なんですが、限りなく「生」に近い感覚。
いいですね。

まだまだ追加公演もあるようなので、ご興味ある方は悪い芝居のサイトで確認してぜひ行ってみてください。

▼悪い芝居サイト
http://waruishibai.jp/

写真は公演後、舞台として使っていた居間から客席側を写させてもらったものです。
熱演していた池川くんと大川原さんが写っています。
ほんとにこんな感じなんですよ。

mokichi4516こと齋藤秀雄の京都単身赴任生活-団欒シューハリーの町屋