我が家には、娘よりも嫁よりも付き合いが長い鍋があります。

京都で浪人することになり、当時府立大前にあった関西文理学院北山寮に入寮したときのこと。
今は亡き母親が、北大路駅前の金物屋で買ってくれた両手鍋とミルクパン。
実は28年の時を経てまだ使っております。

特にこの両手鍋は、いろいろなことに使いました。
予備校の寮で仲間と食べた餃子鍋。
大学の夜祭にゼミで焼き鳥の屋台を出したときは、つけだれをつくり、
おでん、カレー、シチューをつくり、
時には劇団西一風の舞台に小道具として出演したり、
現嫁と交際を始めたころ、ポトフを作ってみたり・・・

府立大前、衣笠、蒲田、向島(墨田区)、妙典、南行徳と引っ越しを繰り返し、
今も家族の料理を作る道具として頑張ってくれています。

鍋底は西一風の公演のとき、ボコボコに叩かれたので、文字通りボコボコですが、でも、しっかり役に立ちます。

まだまだ頑張ってほしい鍋たちです。

mokichi4516こと齋藤秀雄の京都単身赴任生活-両手鍋
こちらが西一風の舞台に出演経験のある両手鍋。

mokichi4516こと齋藤秀雄の京都単身赴任生活-ミルクパン
こちらはミルクパン。ただし、これでミルクを温めたのは数回ですが。