大学時代の後輩が他界しました。
他界したのは昨年12月の中頃。

奥さんからの手紙が一昨日千葉の自宅に着き、驚いた家内から電話が入り、知りました。
直後、他の友人からも連絡が入りました。
奥さんは、ようやく落ち着いて手紙が書け、親しかった友人に一通ずつ手紙を書いたのでした。

友人同士で相談し、今日、代表4人で彼の自宅を訪ねました。
まさか、仲間内で彼が一番最初に遺影になるとは・・・
彼とは、私が鎌田に住んでいるころ、近くに住んでいたこともあり、当時東京にいた同級生もいっしょによく遊びました。私も今の家内と付き合い始めたばかり、そして、彼も奥さんと付き合い始めたばかりで、みんなで飲んだり、歌ったり・・・
いつも仕切るのは彼でした。
人一倍、元気で、気を使って、働いて、面白くて。

昨年末、会社を起こす準備をするために、一人で東京で働いていたそうです。
会社の登記も終わり、これからという時だったそうです。
連絡がとれなくなり、警察と不動産屋さんに頼んで部屋に入ってもらったところ、ベッドで冷たくなっていたそうです。
がんばり過ぎちゃったのでしょう。
まだ、43歳なのに。

奥さんは、もう思いの他落ち着いていました。
ようやく、彼の死を受け止められるようになったのでしょうか。
いや、そんなはずはないでしょう。
私たちの前で気丈に振舞われていただけではないだろうか。
彼には6年生と4年生のかわいい娘さんがいます。
娘さんにためにも、いつまでも落ち込んでいられないのでしょう。

「たぶん、当人は自分が死んだとは思っていないんじゃないかな?」
「今、ここら辺に座って、僕らに突っ込んでいたりして」
「そうですね・・」
そんな話をいたしました。

どうぞ、安らかに。