実は私、学生時代芝居を演っておりました。

所属していた劇団は西一風(しゃーいっぷう)と言います。

2回生の4月、実にこの劇団ができて1ヵ月後にひょうなことで入団し、結局卒業までおりました。

ほんとは卒業後も別な形で続けるつもりでしたが、人生うまくいかないもので、半年後に東京転勤となり、そのまま現在に至ります。

この西一風、越あゆみ(当時はあゆみ、その前は東風実、現在も東風実)こと稲本さんが立ち上げた劇団です。

ちょうどこの頃、私は新聞社(新聞部のこと)におりました。

実はこの西一風、立ち上げ時たった3名にもかかわらず、異様な雰囲気を漂わせていました。

挑戦的な宣伝、ゲリラ的な講演、実は70年代のアングラを思わせる集団でした。

この頃、学内の劇団は鴻上尚史氏や野田秀樹氏の脚本を演じる集団が多く、オリジナルで勝負する劇団は少数派でした。

そこへ彼らは「関西を吹き抜ける一陣の風」になると言っていきなり、現れました。

「これはおもしろい!記事にしよう!ついでに学内劇団特集を組んで、討論会をしよう」と当時も(今も)立命演劇人のメッカだった「無限洞」で討論会を開催を企画。その要請を稲本氏にしに行ったのが私でした。

そして1ヶ月後、なんと私は西一風の舞台に立っていました。

 

ま、実際の話、西一風はほとんど稲本氏ひとりの劇団で、役者が常に不足しておりまして、そこへカモのような演劇好きが現れたというだけでしたが・・・

そして私、そのまま新聞社をやめ、本格的に劇団へ・・・なぜか翌年は2代目座長に。

実はこのとき、第一回公演を大失敗に終わらせてしまい、劇団が解散状態だったのですね。一人だけ踏ん切りつかない私が人集めからはじめて細々やっておりました。

 

そんな西一風、実は今も立命館で活動を続けております。
西一風WEB

しかも、何倍も何十倍も立派になって・・・

驚くことに今も「パワー、スピード、オリジナル」をモットーにしてくれています。

このモットーは私が座長時代に、この頃数々の名作を作り出した目黒君と考えたものです。

実にうれしい!

そして来週、実に第60回目の公演を迎えるそうです。

すごいなあ・・・

全部後輩諸氏の努力の賜物です。

 

もし、ご興味がおありの関西在住の皆様、ぜひとも足をお運びくださいませ!!

 

がんばれ!西一風の諸君!!

 

○西一風の公式サイトはこちら

 →http://shar-ippoo.com/

○第60回公演のサイトはこちら

 →http://shar-ippoo.com/lmc/index.html