娘の寝顔
おくりびと
という映画が9月に公開になります。

納棺師が主人公のお話ですが、納棺師といえばちょっとした思い出話があります。

私の母が死んだときのことです。

葬儀社に依頼した納棺師がきました。

年の頃はちょうど40歳くらいでしたでしょうか。

なぜか泣きながら粛々と丁寧に納棺してくれました。

当たり前ですが納棺という仕事を見る機会は初めてだったので、納棺師といえど、

やはり、人の死を哀しみながら仕事するのかななどと、とぼけたことを考えながら

見ておりました。

そんなことはありません。

作業終了後、「実は・・」と話し始めました。

「実は、私も母をがんで亡くしまして・・こちらのお母様の面影が亡き母に心なしか

似ておりましたので、母を思い出して少し泣いてしまいました。申し訳ありません。」

「そうでしたか・・」と私。

母の死で、思わぬことでであった納棺師さん。

今もどこかで粛々と丁寧に、そして時には涙しながら仕事をしているのでしょうか。

そのことを思い出しました。


さて、写真はベビーカーで眠る下の娘です。

大きくなりました。

文章とはまったく関係ありませんでしたね。すいません。