疲れる・・・
そういうとき、私は山本一力氏の作品を読む。
元々彼の作品は好きだが、ここのところ、特に好きで、「銭売り賽蔵」「峠越え」と立て続けに読み、今も「だいこん」を読んでいる最中だ。
私の読書時間は主に帰りの電車の中、自然、本は文庫になる。
さて、一言で言って何がよいかと言えば、その読後感である。
とにかく、さわやか。
彼の描く、下町深川の人情厚い、気持ちの良い人々。
そして、義に厚い商売人達。
やはり商売の基本は人と人の信頼関係だということを思い出させてくれる。
そういうことをもう一回思い出させてくれる。