今日、テレビ朝日のジキルとハイド という番組で3Dプリンター が紹介されていました。

存在は知っていたのですが、その映像を目の当たりにするのは、はじめてでした。

いやあ、すごい。

速度はまだまだですが、様々な可能性があるようです。

2年後には、頭蓋骨などのデータを元に、3Dプリンターで人工骨を作ることも実用化

されるらしく、医療の世界の可能性も拡がるようです。


インクジェットという印刷方式は「非接触」という点で、実に画期的な方法です。

今までの印刷と言う手法は、すべて何らかの形で版と対象物が接触していたのですが、

インクを粒子にして飛ばすインクジェットは、極端な話、対象物を選びません。


ともするとオフセット印刷の世界で仕事をしているとインクジェットをなめてしまうのですが

実は、完成されてしまったオフセット印刷より、インクジェットの方が何倍も可能性があるのです。

インクジェットが印刷の世界を席巻できていないのは、その速度。腱鞘炎の左手

しかし、それもそのうち解決されるのではないでしょうか?


「え~おたくまだオフセット使ってんの~。うちなんか全機高速インクジェット輪転機に代えたよ」なんて言葉が交わされるのも、そんな遠い未来ではないかもしれません。


でも、でも、私はオフセットのインク臭い印刷が大好きです。

品質標準化がまるで正義のように大手を振って歩いている印刷業界ですが、それこそが低価格化を呼んでしまっているってどれくらいの人が気付いているんでしょうか。

こてこてのアナログで、勘でしかできそうにない、めんどくさい印刷を喜んでやる会社があっていいじゃないですかねえ。

それこそが差別化ですよね。でもそれをインクジェットでやっても面白いかな?

インク臭いインクジェットもありかな。


ちなみに、写真は全く関係ありませんが、腱鞘炎になってしまった私の左手です。トホホ・・・