先日叔父が他界しました。

享年70歳。

いろいろと体を悪くしていたのですが、でも、退院して家に帰っていましたし、仕事にも復帰

していました。

急死でした。

奇しくも高校と大学の先輩にあたります。


彼は、親族の中でもインテリ中のインテリで、頭脳明晰、弁舌さわやかで人柄も良く、かつ

男前で、いわゆる「かっこいい叔父さん」でした。

彼は、最後まで政治の世界には足を踏み入れることなく、地元も文化振興にまさに心血を

注いで、そして逝きました。

福井県越前市に越前和紙の里 という、越前和紙を全国に紹介する施設があるのですが、

そこの紙の文化博物館 の館長のまま逝きました。

大学で史学を学び、地元に戻り、図書館館長職をしながら、紫式部の研究を行い、地元に

式部関連の施設開設に力を注ぎ、最後は越前和紙の保護と振興に力を尽くしました。


まだやりたいことがたくさんあったろうに・・・

結婚45周年の温泉旅行から帰ってきて、自宅で倒れたといいます。


火葬場で点火する際、それまで気丈に振舞っていた叔母は泣き叫び点火を嫌がった。

まるで少女のように、身もだえして泣き叫んだ。

連れ合いをなくすことはとても辛いことだと思う、でも見送れるのは幸せなのかもしれない。


在りし日の叔父の姿を紹介したサイトがありました。

越前和紙にご興味ある方はどうぞ→越前和紙