浦和ボーイズは準決勝の激戦を制して春季大会の決勝に進出しました。対戦相手は春の全国大会ベスト8の春日部ボーイズさん。決勝まで全てコールドで勝ち上がってきた強豪チームです。

準決勝の激闘から決勝までの時間は30分。関東ボーイズリーグの大会は1日2試合を戦い抜く気力も体力も無く大敗したチームですが、この日は違いました。

先発マウンドに上がったのはこの大会初出場初先発となった選手。実力で劣るわけではないにも関わらず、試合展開で出場の機会を逸していた選手。試合に出られず悔しい想いをしていたに違いありません。その想いをこの試合にぶつけてくれました。

切れのあるストレートと変化球が低めに決まり、相手打線は凡打の山を築きます。投手の良いテンポに野手も奮起。センターが見事な送球で捕殺を決め、ファーストは気持ちで打球を止めてアウトに。守備も投手を盛り立てます。

打線は相手左腕の変化球主体のピッチングにタイミングが合わずチャンスをなかなか掴めません。

試合はお互い無失点のまま6回に。相手の攻撃を無失点に抑えたチームはその裏、ランナー2塁から4番がライト前にタイムリーヒットを放ちます。昨年の秋までは公式戦出場がほとんどなかった選手が冬のトレーニングで成長。巡ってきたレギュラー奪取のチャンスをものにして今では毎試合活躍するチームの核です。

そして最終回。あと3つのアウトで優勝。しかし春の県王者の本領はここから発揮されます。先頭バッターが死球で出場すると代打が登場。その代打が左中間オーバーの2ベースを放ちあっという間に同点。そこから相手打線が繋がり一挙3失点。1対4と逆転されてしまいます。

7回裏、粘りを見せたいところでしたが、相手リリーフ投手に抑えられて試合終了。1対4の敗戦となりました。

負けはしましたが、この大会で大きな成長を見せてくれた浦和ボーイズ3年生。春季大会準優勝で夏の全国大会予選のシード権を獲得しました。

おめでとう!!!

次の大会は全国大会予選。学校行事で出場出来ない選手が多くいますが、チームみんなの力で勝ち上がって欲しいと思います。

頑張れ浦和ボーイズ!!!