3年生も引退し新チームが発足したUボーイズ。2年生の新チームはこの夏に新しい仲間を迎えて37名になりました。1年生32名と合わせて69名で新しいスタートを切りました。
野球が上手くなるためには当たり前のことが出来なければなりません。道具の整理整頓、道具管理と道具磨き、朝のグラウンド整備と準備、挨拶や礼儀など野球に関わることはもちろんのこと、ユニフォームの洗濯、お弁当箱洗い、玄関の掃除、トイレ清掃なども自分自身で行うように指導していきます。
これらは頭ごなしに「やらせる」ものではありません。言われなくても自分から進んで行えるように時間をかけてゆっくり促します。朝の準備が遅れて練習開始が遅くなることもあります。それでも指導者は一切口を出しません。子供達に感じて、気がついてもらわなければ意味がないからです。
これらのことが自分達で出来るようになると子供達一人一人の「自立」に向けたスタートがきれます。自立の兆しが見えると中学生は急激なスピードで人間力が育まれます。
そうなると野球はもちろん、勉強も、学校生活も、趣味や様々なことが右肩上がりで成長していきます。嘘のように聞こえるかもしれませんが、
自立が芽生える→人間性の向上→野球技術の向上
の効果は絶大です。この成長ラインを確立出来れば、クラブチーム以降、高校野球でも大学野球でもずっと右肩上がりで成長していけます。これは浦和ボーイズの子供達、そしてOBが身をもって実践してくれていることです。
各高校でそれぞれ活躍している子供達。
「どのような教育を施せばこんな素晴らしい人間に育つのか?」
「Uボーイズから来てくれる選手は人間性がピカイチ。どのような指導をされているのか?
「Uボーイズの選手であれば間違いない」
多くの野球部の監督やコーチから嬉しいお言葉を頂戴します。今年の夏、現役の高校野球部所属人数が60名、内ベンチ入り27名とUボーイズOBは高校野球で大活躍してくれました。これも彼らが人間として成長を続けている、努力を厭わない自立の賜物だと思います。
他のチームに比べて変わったアプローチかもしれませんが、これがUボーイズの使命として大事なことの一つだと、指導者全員が共通で認識していることです。だからブレることはありません。
「野球は人間がするスポーツである」
今週末は夏合宿。親から離れた集団生活は、例え短い期間でも大きな効果が得られます。引き続き、子供達一人一人の自立に向けての成長をサポートしていきたいと思います。