息子の高校野球部は選手権大会県予選2回戦に挑みました。対戦相手はKK高校。初戦で19点を挙げてコールドで勝ち上がってきたチームです。
この試合は地元のスタジアムということもあり、在校生をはじめOB、関係者など大変多くの方々に観戦して頂きました。1塁側のスタンドは人が溢れ外野の奥までぎっしり埋まりました。
こんな素晴らしい環境で逆にプレッシャーにならないか心配でした。
息子は3番センターでの出場でした。
先発マウンドに上がった投手は腰と左手を故障しており、痛み止めを飲んで試合に挑みました。初回、2本のヒットで2、3塁のピンチを迎えますが、後続をサードゴロ、ライトフライに抑えてピンチを切り抜けます。
その裏2アウトから息子がセンター前ヒットで出塁しますが得点には至らず。
3回裏、1、2番が出塁してバッターは息子。ファーストストライクでしっかり送りバントを決め、5番の2点タイムリーヒットで2点を先制します。
先発投手は1点こそ返されますが、要所を三振で締めるナイスピッチングを続け、打線の反撃を待ちます。すると打線は5回、6回と連打で合計6得点。長打が一本も無い中単打を繋げて8得点を上げました。
7回表。マウンドには故障と戦うエースが上がります。長く辛いリハビリを続けているエースは、マウンドに膝をつき何かを祈っているようでした。先頭バッターは球が高めに浮きフォアボールとなりますが、次のバッターは高めの速球で空振り三振。これで気が楽になったのか、後続は自慢の制球力と緩急を活かした変化球で連続三振。3者三振の圧巻のピッチングで試合を締め、7回コールド8-1で2回戦を突破しました。
フライアウトがほとんどなく、低い打球を意識した打線は二桁安打で全て単打。後ろにつなげる全員野球を実践することが出来ました。守備のミスもなく息子の野球部にとっては会心のゲームでした。
大応援団のサポートのおかげでいつも以上の力が出たのは間違いありません。本当に素晴らしい応援に涙が出そうになりました。
息子は3打数1安打1犠打。バッティングでは大きな活躍をすることは出来ませんでしたが、守備ではスライディングキャッチやランニングキャッチなどチームの勝利に貢献出来ました。
試合後、相手チームから千羽鶴を預かり、彼らの想いも背負って次の試合に挑みます。相手チームと一緒に撮影した写真は新聞にも載りました。
次回はF高校。応援団が有名な古豪です。相手は強いですが、今日のような試合が出来れば自ずと結果はついてきます。悔いなく全力で試合に挑んで欲しいと思います。
頑張れ野球部!
頑張れ息子!!!