12/13(日)、息子の高校野球部グラウンドでは、毎年恒例の野球教室が開かれました。スポーツ少年団主催で、地元の少年野球チームを招待しての野球教室です。指導者は県西部地区の私立、公立の高校野球監督コーチ。そしてグラウンドを提供している息子達野球部員です。
息子も小学6年生の時にこの野球教室に参加しました。そして4年の時を経て教わる側から教える側になりました。この野球教室で教わった高校生に影響を受けたのか、その年の卒団式では「この高校に入学して野球部で活躍する」とスピーチしていました。そう思うと感慨深いものがあります。
この日、まず息子は毎年この野球教室で司会進行をしてくれている私立高校の監督にご挨拶させて頂きました。昨年の高校受験の際に野球部の体験に行かせて頂き、それ以来学校説明会や共通も知り合いを通して多くのアドバイスやサポートを頂いた方です。「そうか、お前ここだったよなぁ!!」と気さくにお話をしてくれたそうです。息子もやっとお会いして挨拶が出来たと喜んでました。
さて、小学生への指導ですが、これはプレーよりも息子は得意なのかも知れません。アップやキャッチボールから子供達へ笑顔で丁寧に声をかけて行きます。控えめのチームメートを差し置いて積極的に声掛けする息子の姿勢をみて、教えることが好きなんだなぁと感じました。子供達にはうまく伝わったかな?
そして以前から息子がこの野球教室でどうしてもやりたかったと話していたことがありました。それは子供達の前で見せるシートノックに参加することでした。息子が小学生時代に魅了された高校生のボール廻しとシートノック。このメンバーに参加したいと強く思っていたようです。
ただシートノックに参加出来るのは基本ベンチメンバーだけです。練習試合には出場させて頂いていますが、公式戦ベンチ入りを果たしたことがない息子が選ばれるのは厳しく、参加は来年に持ち越しかなと思っていました。
しかし、この日のシートノックメンバーに息子は奇跡的に選ばれ、レフトの守備位置で子供達にプレーを披露することになりました。先日監督から「外野守備が上手くなった」と声をかけられた息子は密かに狙っていたようですが、本当に嬉しいことだと思います。
「この野球部は強いからミス無くやってくれる事でしょう」と司会進行の監督からハードルを上げられて挑んだシートノック。息子は捕球、スローイング、中継プレー等、エラー無しで終える事が出来ました。小学生はもちろん、お世話になった司会進行役の監督に成長した姿を見せられて少しだけご恩返しが出来たと思います。
チームもノーミスでシートノックを終えたということで、子供達からは拍手や声援を多く受けていました。どこまで高校野球の素晴らしさが伝わったか分かりませんが、子供達には是非中学高校と野球を続けて欲しいと思います。
来年は息子の所属していた少年野球チームもこの野球教室に参加します。今年は6年生がいなかったので参加出来ませんでしたが、来年は監督、コーチ、そして多くの子供達が参加する予定です。彼らの前で素晴らしいパフォーマンスを見せられるように、また1年息子には頑張って欲しいと思います。