息子の高校野球部はABチームに分かれて遠征試合でした。1年生も2チームに分かれ、息子は先日試合にデビューした4名の1年生と一緒に2年生Bチームに帯同しました。3年生Aチームは夏の予選追い込みに入っている為、こちらに帯同が決まった1年生はボールボーイや塁審、グラウンド整備担当の為試合出場は無かったようです。
Bチームは近隣の高校と2試合行いました。第一試合は10-1で完勝。1年生からはシニア出身のサードの子が出場していました。
第二試合は上記のサードに加えてライトに1年生が先発出場。ライトの子は身体も大きく試合でも大きな当たりを飛ばしていました。
試合は相手チームのホームランなどで4-6となったところで1年生投手がマウンドに上がります。2番手で登板した1年生右腕は中学野球部出身ですが速球が武器の良いピッチャーでした。高めに浮いたストレートを強打され1点は失いましたが2イニングを1失点でまとめました。
そして6回から3番手で息子がマウンドに立ちます。ブルペンでの調子が悪かったようで、ストレートの球速も上がらず、カーブもコントロール出来ないとの事。そこで先輩キャッチャーと話して、ストレートとフォークのみで勝負する事を決めてマウンドに上がったそうです。
6回、先頭の3番バッターを低めのフォークでレフトフライ、4番を高めのフォークで三振、5番を低めのストレートでライトフライに抑えて3者凡退に抑えます。
7回先頭をレフトフライに抑えます。次のバッターをフォークで内野ゴロとしますがエラーとなり出塁。8番バッターをストレートでセンターフライに抑え2アウトとするも、ポテンヒットとレフト前ヒットを打たれ2アウト満塁としてしまいます。
しかし次のバッターをストレートでライトフライに抑えてピンチを切り抜け、2イニングを被安打2、無四球、奪三振1の無失点という内容でした。息子もこれで少し落ち着けたと思います。
バッティングではノーアウト2塁からしっかりと送りバントを決めてくれました。この回チームは4点を取って逆転しました。
8回、9回は1年生左腕が登場。2イニングを3失点でしたが、エラー絡みですので仕方がないですね。結局試合は引き分けでした。
息子のピッチングですが、この日はストレートが遅かったですがテンポとコントロールが良く、ほぼ全てのバッターの初球がストライクでした。球が低めに集まり相手に良い当たりはほとんどされませんでした。そして高校に入ってから急に良くなったと話していたフォーク。この日は失投がほとんど無くとても効果的でした。大魔神佐々木ゆかりの高校出身である中学クラブチーム代表に息子が命名された「小魔神」。本領発揮ですw
球速が出なくてもコントロールや変化球との組み合わせで抑える事が出来ると改めて理解したと思いますが、レベルはまだまだ低い。球速を上げ、変化球の精度を高めないと全く通用しないでしょうし、チーム内の競争には勝てないでしょう。
5月の遠征で試合に出場した1年生は18名のうち6名。現状では流石に夏の大会は厳しいですが、秋の新チームに向けてみんなで切磋琢磨してお互いレベルを高めて欲しいと思います。