昨日は平日にも関わらず、クラブチームのピッチングコーチが、息子の為にピッチング指導の時間を作ってくれました。
このコーチは現役の高校、大学野球を始め、女子野球や学童野球の選手達へもボランティアで個別指導をされていらっしゃいます。身体の作りや筋肉の動きを熟知されたプロフェッショナルな方です。
息子はクラブチームでこちらのコーチと、同じくピッチング指導のスペシャリストであるチーム代表のお二人に約3年間指導を頂いて来ました。入団時にはどうしようも無い状態だった息子のピッチングでしたが、一つ一つ丁寧に時間をかけてご指導頂いて来ました。不器用な息子は3歩進んで2歩下がるような状況でしたが、指導陣は息子のペースに合わせて分かりやすく丁寧に指導を続けてくれました。
その結果、3年の春にようやく形になり始めました。公式戦でもある程度の結果が出せるようになりました。基礎の土台が少しずつ出来上がり、ようやく技術がその土台の上に乗り始めて来ました。
そして高校野球を前に次のステップに進む為、ピッチングにおける悪い癖を把握して少しずつ修正しようと、今回ご指導頂くこととなりました。高校受験で空白期間がありますが、ここ数日のご指導と練習で何とか指導出来そうだとのご判断からです。
早速マウンドに立ちピッチングを始めた息子。ある程度投げたところですぐにコーチから身体のバランスの悪さを指摘されたそうです。右腕を上に上げて投げようという意識が強すぎて、バランスを崩し窮屈に腕を振っているとの事でした。
気持ち腕を下げる事、リリースポイントを確認する事、腕の振り方を意識する事、まっすぐ立つイメージを持つ事を確認しながらピッチングを続けた息子。するとみるみるうちに身体のバランスが良くなり、綺麗なフォームになって行ったそうです。腕の振りがスムーズになり、余分な力が抜けたようにも見えます。本人も楽に投げられるようになったと話していました。
身体のバランスが悪いとコントロールがつかず、何よりも故障しやすい。息子の場合は右腕を上げることを意識し過ぎて、バランスを崩していたとの事でした。その点修正するだけでスムーズなフォームになりました。ただこれも今まで3年間、ネットスローや真下投げ、地面に置いたボールを拾って投げるドリルなど、小さな事をコツコツ続けて来たからこそ修正出来るのであって、教えたからといってすぐに出来る事では無いと、常に指導陣が話しています。
もちろんまだまだ足りない部分もたくさんあります。体力をつける事で球速も上がるとの事ですので、体力強化を図り現状の120km台に届くか届かないかの球速を更に上げて行きます。そして下半身を強化し、使い方を覚えながらコントロールの精度を高める事も目標です。
まだまだ高校生に及ばない体力を日々の自主練習で強化して、高校野球で活躍出来るよう頑張って欲しいと思います。