昨日の野球塾、週末の練習試合と厳しい練習に、息子も流石に疲れていましたね。動きが鈍く良いところはあまり見られませんでした。ただバッティングは余計な力が入らずに形もしっかりと作れていました。野球は本当に分かりません。
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息子のボーイズチーム。夏合宿のスケジュールも決まり、秋の大会に向けて着々と準備を進めています。人数の多い学年ですので、練習方法や内容も試行錯誤しながら、チーム全体のレベルアップを図ります。

コーチは言います。「うちのチームは上手な子を9人出して勝つチームではない。チーム全員で勝つチームなんだ!」と。

試合に出られる子も出られない子も、チームの為に自分は何を出来るのか。指導陣に1から10まで言われて動くのでは無く、練習も試合も、そして普段の生活も勉強も、自分自身で考え実践して行くことに意味がある。そう指導されて来ました。子供達にはとても難しい事です。

またチームの指導陣は冗談で「お前ら全員一人暮らししろ!」などと笑いながら話します。内面の成長、自立の心が芽生えない限り、いくら練習をしても、いくら試合をしても上辺だけの技術しか身に付かない。その事を理解するにはとても長い時間がかかりますが、その本質を徐々に理解しチーム内で実践する子供達が現れ始めました。そしてその子達の野球のレベルが急激に伸びはじめ、チームに化学反応を起こし始めました。

副主将に任命された右腕エース君はいつも愛嬌ある笑顔で苦しい練習について行きます。先日の試合では不安定だったコントロールも安定し、強豪チーム相手に圧巻のピッチング。日々の練習の成果が出てきています。左腕エース君も負けられないと話していました。

同じく副主将に任命された4番ショート君は、練習中も大きな声で周りを鼓舞します。私立中学に通い、土曜日の午前中は授業で参加出来ませんが、限りある練習時間の中、必死にボールに食らいつき、ガッツでチームを引っ張ります。その真面目さと集中力はチーム1の球際の強さ、守備での存在感を産み出しています。

40人もいればチーム練習について行けない子もいます。日々の自主練習が足りない子、上手くなりたいという気持ちの足りない子も見ていて分かります。そんな彼らに対してチームみんなで声を掛け合い、練習で手を抜いたり間違った練習をしたりしないように、気がついた子供達がフォローするようになりました。チーム全員で戦って行こうという気持ちが伝わってきます。本当に素晴らしい事です。

秋の大会。ベンチ入り20名の枠を目指して40名の子供達が競争しています。好きなポジションにつけた時代は終わり、指導陣が適性や能力を精査しながらポジション変更を指示するなど、全てが1からの競争です。時には支え、時には競争、活気あるチームの雰囲気に引っ張られ、子供達のレベルも上がりはじめています。チーム練習も自主練習も休んでいる暇はありません。

これからの息子の1年は辛く厳しい練習、毎日がチームメートとの、そして自分との戦い。楽な道ではありません。息子には野球技術の向上、人間力の成長はもちろんのこと、副主将としてリーダーシップにも期待し、大きく成長してもらいたいと思います。



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