4/14(日)、この日は地区リーグの初戦が行われました。対戦相手は地区リーグ優勝候補で県代表レベルの強豪チームです。

この日は怪我をしていた6年生が復帰しましたが、5年生、4年生、3年生1名ずつが体調不良でお休みし、3年生まで10名でオール6年生のチームと戦いました。コールド負け覚悟の試合でした。

娘は7番センターで出場です。最近簡単な外野フライであればキャッチ出来るようになり、チーム事情、ならびに守備面の成長を期待しての抜擢でした。

私達のチームは先攻となり早速初回に先制します。1番の俊足エース君が四球の後の2盗塁で3塁まで進み、同じく俊足2番の内野ゴロを焦ったショートが悪送球して幸先良く1点を取ります。

しかしその裏に相手の攻撃で四球、盗塁からのエンタイトル2ベースであっさり同点とされます。ただ後続はサードゴロ2つとサードフライに打ち取り1-1で初回を終えます。

2回表の下位打線は四球を1つ出しますが無得点。娘は空振り三振でした。その裏の相手チームの攻撃は、四球で出たランナーを三塁においてスクイズを敢行しますが、エース君の好フィールディングでホームタッチアウト。際どいタイミングでしたがキャプテンキャッチャーのブロックとアピールが見事でした。ナイスプレー!

3回表、先頭の1番が後数メートルで柵越えという大きなエンタイトル2ベースを放ち3盗。ピッチャーにも関わらず1番を任せなければ行けない状況ですが、彼は本当に良く頑張ってくれます。そして2番の5年生ショートがセンター前にタイムリーを放ちます。空手で鍛えている下半身を上手く使える俊足君です。更に2盗、3盗をした後に4番サードがタイムリーヒットで続き3-1とリードします。

3回裏に四球のランナーをサードゴロで返され、さらにランナー3塁のピンチで相手チームは2度目のスクイズ敢行。ここもピッチャーの見事なプレーとキャッチャーのブロックで失点を防ぎます。

3回を終わって3-2。誰も予想していなかった接戦にうちのチームの大人は興奮、相手チームの大人は焦り始めます。

4回表に娘が四球を選び出塁するとすかさず盗塁。脚はそこそこでリードが大きく取れるのが今唯一の取り柄です。ランナー2塁となり相手チームのピッチャーが牽制悪送球、更にセンターが後逸しボールデッド。1点を追加します。ここで相手チームの大人から大きな怒号が響き始めます。

そして4回裏の相手チームの攻撃。四球で出たランナーを2塁においてピッチャーが牽制悪送球、更にセンターの娘が後逸しボールデッド。相手と全く同じ形で失点してしまいました。もったいない。。。。。

さらにライト前へのポテンヒットと四球で1アウト1、2塁のピンチが続きます。ここで相手バッターの打球はセカンドへ。そのライナーをセカンドの3年生がダイレクトキャッチし、そのままセカンドベースを踏んでダブルプレー。捕球も見事でしたが迷わずセカンドベースを踏むところが本当に素晴らしい。3年生なのに良く野球が分かっています。

5回表の攻撃は3番キャプテンのヒットなどでチャンスを作るも得点ならず。4-3のままいよいよ5回裏の最終回です。グラウンドの雰囲気もざわざわし始めます。

この日のエース君はコントロールも球威も文句無し。外野に飛んだのは2ベースとライト前のポテンヒットの2本のみ。キャプテンのキャッチャーと息の合ったピッチングを続けて来ました。

先頭バッターは内野ゴロに抑えますが、サードの送球が逸れてセーフ。その後盗塁とパスボールでランナー3塁。ここで相手チームは3度目のスクイズを敢行。しかしバッテリーはスクイズを読んで外角にボールを外し空振りさせます。そして飛び出したランナーを挟んでタッチアウト。このプレーには鳥肌が立ちました。お見事!

そしてこのバッターをファーストゴロに抑えて2アウト。後一人です。しかしここからの粘りがさすが強豪チーム。センター前のポテンヒットと盗塁で2塁にランナーをおき、次のバッターが2ストライクから目の覚めるような大きな2ベースを放ち4-4の同点とします。後続はピッチャーゴロに抑えて試合はサドンデスの延長戦となります。

継続打順でノーアウト満塁から。先攻の我がチームは5番がファーストフライ、6番がサードゴロでホームアウト。そして7番の娘はフルカウントから押し出し四球で1点。8番の3年生は痛烈なショート正面へのライナーでアウト。本当に惜しかった。1-0とします。

そしてその裏の相手の攻撃。先頭バッターがボテボテのサードゴロでホームセーフ。そして次のバッターを三振に取りますが、相手バッターが振り逃げと勘違いしてファーストへダッシュ。ベンチからは大きな声で「投げるな!」と叫びましたが焦ったキャッチャーが思わずファーストへ送球してしまい、その間にサードランナーがホームイン。1-2となりサヨナラ負けとなりました。

こちらも相手のチームのベンチもこのあっけない幕切れにグラウンドが一瞬静まり返りました。ただ1人、キャプテンキャッチャーが茫然自失という感じで立っています。エースが駆け寄って声をかけるとキャッチャーは号泣してしまいました。

試合終了後には娘も他のチームメートも泣いていました。勝たせてあげられなかったのはベンチの責任ですが、強豪チームに対して涙が出るくらい悔しく惜しい試合を出来た事はとても良い経験だったと思います。

来週も公式戦は続きます。今日のような試合を続ければ必ず結果がついてきます。またみんなで練習して頑張りましょう!
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