先日行われた新3年生の大会。息子のチームは敗れはしたものの、創部4年目で初めて公式戦での柵越えホームランが出たそうです。

柵越えホームランを打った先輩は、昨年野球以外の活動で怪我をして、野球が出来ない時期がありました。復帰後その遅れを取り戻そうと毎日素振りを500スイングし、ひたすら走り続けたそうです。その結果大きなホームランを放つことができました。素晴らしい事だと思います。

軟式野球から硬式野球に変わり、まず子供達に求められるのは、練習について行く体力、打球を外野に飛ばせるパワーをつけることです。グラウンドも広くなり、球もバットも重くなる硬式野球に必要な体力やパワーは、小学生の野球とは比べものにならない位求められます。体力を養う厳しい練習に着いて行けない子供達は、このタイミングでチームを離れる事が多いようです。

新1年生が春先にロングティーやフリーバッティングをしても、外野に打球を飛ばせる子はそう多くいません。重いバットを振り、重い硬式球を遠くに飛ばす力が身についていないからです。力負けしないためには毎日の素振りや走り込みがとても重要になります。

息子のチームでは毎週土曜日に自主練習表を提出しています。週末しか無いチーム練習では冬場にしか体力トレーニングが出来ませんので、毎日の自主練習を奨励しています。個々の体力やレベルにもよりますが、指導陣から一日の素振りの目安は300スイングと言われています。簡単なようで大変な数字です。

息子は悪天候の日以外、300スイングの素振りを続けて来ました。何度もマメがつぶれ手はボロボロ、馬油と絆創膏が手放せない状態です。それでもチームのコーチから「このまま続けて行けばお前は絶対に柵越えホームランを打てる。打たせてやる!」と声をかけられ、息子はその言葉を信じて休むことなく自主練習を続けています。

加えて息子は陸上部でのトレーニングが下半身の強化につながり、太もももお尻も少しずつ大きく太くなってきています。練習について行ける体力も1日3kmのランニングで身につきました。

それでも息子以上に自主練習をしている子供達がたくさんいます。息子自身もまだまだだと自覚しています。

素振りやランニング以外にも体幹トレーニングや柔軟、ラダートレーニングもしたいですよね。ボールを使ったトレーニングもしなければなりません。そしてご飯もたくさん食べなければなりません。

もちろん勉強もしっかり取り組まないといけません。チームによっては学校の成績が悪いと試合に出してもらえないところもあるようです。息子のチームでは学校の試験の結果や通知表はチームに提出する事を義務付けています。考えれば考えるほどゲームや遊びの時間はありませんね。

これから硬式野球の世界に飛び込む新1年生の皆さん、チームの厳しい練習について行くため、そしてライバルに差をつけるため、日々の弛まぬ努力を心がけて下さい。妥協や甘えを許さない厳しい自主練習で、体力と強い精神力を身につけて下さいね。




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