今季初の練習試合はチームにとって大変有意義な試合となりました。この数ヶ月、黙々と練習に取り組んで来た子供達。その成果を早速この試合で発揮してくれました。

試合のなかったこの数ヶ月、チームはスタビライゼーションやダンスを始め、キャッチボールやゴロ捕球、竹バットを使ったロングティなど基礎練習を徹底的に行ってきました。地味で辛い練習ばかりですが子供達はいつも笑顔で楽しく取り組んできました。

子供達はその成果を早速試合で見せてくれました。この日の第1第2試合では、内野手の送球を始め、外野手からの中継プレーもミスはなく正確に行うことが出来ました。またバッティングでも4連打を含め2試合連続で2桁安打を記録しました。この成果に子供達は地味な練習でも続けて行けば野球が上手くなれると確信したと思います。

また指導陣はチームの底上げを確認出来たことが収穫だったとも話していました。子供達全員を試合に出す前提で3チームに分けて3試合行いましたが、試合を通してどの子も確実に成長していることを確認出来たようです。特にベンチ入りメンバー20名に関してはどの子も遜色ない、理想的な状態だと保護者に話していました。再来週に遠征がありますが、スタメンもベンチ入りメンバーも白紙にして1から考え直さなければならない。指導陣も嬉しい悩みだと話していました。

もちろん課題も多く見つかりました。サインの見落としや間違いもありました。声ももっと出せると思います。試合中の道具の整理整頓も途中から出来ていませんでした。これらの課題を次の練習試合でクリアーして欲しいものです。

息子にとってもこの試合は自信になったようです。特に覚えたばかりのカーブとチェンジアップが通用した事がとても嬉しかったようです。そしてこの2つの変化球のおかげでストレートが活きて、2つ三振を高めのストレートで取れたとバッテリー同士で話していました。

この試合を通して改めて試合の重要性を感じました。それぞれの子供達が課題を持って試合に挑む。練習で身につけたものを試合で使えるか確認する。徹底的な基礎練習や自主練習の上に成り立つ方程式ですが、練習で学んだ事は試合を通して初めて身につける事が出来、そして自信につながります。やはり適度な練習試合は必要ですね。

ただ試合ばかりでも良くないことも事実です。小学生の頃は毎週のように試合で基礎練習ができず、基本が身に付いていない子供達も多く見かけます。練習と試合のバランスはしっかり考えなければいけませんね。

いずれにしても今季幸先の良いスタートを切ったチーム。次回の遠征は同行出来ませんが、子供達には試合を通して更に成長して欲しいと思います。




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