昨日は息子の野球塾でした。5名の生徒に対してコーチが2名。個人レッスン状態で息子も密度の濃い授業を受けられます。

中学生になってからは基本に加えて少しずつ細かく難しい動きも学んでいます。守備においてはスピード感ある動きの中でどれだけ基本に忠実な動きができるか、打撃においては強い打球を打つこととボールを適確に捉えるための細かい動きをそれぞれ教わっています。

このレベルの指導に入り息子はかなり苦戦しているようです。息子はスピードに難があり、ボールに対する反応や補給体制に入るタイミングがワンテンポ遅いため、速いゴロへの対応がうまくできません。指導陣からはグローブをボールに対して速く出す方法など細かく丁寧に教えて頂いていましたが、息子はなかなかコツがつかめず苦労していました。

スローイングに関しても相変わらず改善が見られません。腕を大きく振る事ができず、フォームも不安定な状態であるため、良い球と悪い球の差がはっきりしています。バッティングに関しても状態は思わしくないようです。マシンバッティングでは球をうまくミート出来ていません。

最近ピッチングやバッティングの感覚がずれているようで、本人も悩んでいる様子です。身体が急激に大きくなっている事も原因かと思いますが、今はしっかりと基本を身につけて感覚を養って欲しいと思います。

練習終了後、私は息子に対して野球の自主練習について厳しく追求しました。息子は毎日部活で5kmを走り、素振りも300回、ラダートレーニングやシャドウピッチング、柔軟もしています。それでもうまくいかないということは何か理由があるのではないか。私は息子に自分で考えてみるように話しました。

野球塾で学んだ事をしっかりおさらいできていないのではないか。

バッティング向上の為ではなく、素振りの為の素振り練習になっていないか。

日々の練習に対して何も考えずにただ惰性で取り組んでいるのではないか。

苦手な事を克服したいという気持ちが足りないのではないか。

言われたことだけをやるということは小学生まで。中学生は野球だけではなく、勉強も自分で目標や目的を考えて取り組まなければならない。その気持ちが足りないのではないかと息子に伝えました。

今朝早く起きてきた息子のまぶたは、試合後のボクサーみたいに腫れていました。昨晩相当泣いたのでしょう。不甲斐ない自分に対する悔し涙だったのか、親の指摘に納得がいかずに流した涙だったのかはわかりません。どんな想いであれ、この想いを胸に息子には次のステップへ進んで欲しいと思います。

photo:01


photo:02





iPhoneからの投稿