涙の卒団式のお話はまた別の機会にして、今日は卒団式前の卒団生対新チームの最後の壮行試合のお話を書きます。

卒団式前の子供達にとってこのチーム最後の試合となります。卒団生チームは怪我人2名、新チームも2名欠場ですが、この日はお互い負けたくない気持ちが強く、壮行試合とは思えない緊張感でした。僕は卒団生から新チームのメンバーへ、最後の試合を通じて何かを伝えて欲しいと思いました。

卒団生チームの息子は4番ピッチャーで出場です。このユニフォームを着ての最後の試合。思いっきり戦ってくると僕に話す位気合十分のようです。

この試合、新チームは最初からエースピッチャーを出してきます。昨年1年間6年生と一緒にAチームで戦って来たエースくん。気合いっぱいの投球です。初回、彼は力みからか先頭バッターに四球を与え、更に2盗を許しましたが、2番3番を連続三振に切って取ります。

そしてバッターは4番の息子。卒団式で息子への寄せ書きに「●●君(息子の名前)の様に凄いバッターになりたいです」と書いてくれていた新チームのエースくん。意識してくれているのか、2塁塁審をしていた私からもはっきり分かる位、息子がバッターの時に彼の球威が上がりました。そしてその球を息子は思いっきり振り抜き、痛烈にレフト線を破るタイムリー2ベースを放ちました。苦笑いのエースくん、ガッツポーズの息子。僕の心に響く対戦でした。

その裏の息子は見事なピッチングを披露してくれました。野球塾で教わったピッチングフォームを試しましたがこれがうまく行き、1番2番3番を三者連続三振に抑えます。コントロールが良く球速もあり、見事な立ち上がりです。

この試合、息子は3イニングを1つの四球のみに抑えました。このチーム最後の試合で息子はチームメートや後輩達に素晴らしいピッチングを見せることが出来ました。逆に新チームは先週の対外試合で2試合連続二桁安打を放ったのが嘘のように打線が沈黙。打撃の力不足を改めて露呈する結果となりました。更なる練習が必要です。

新チームは4回に甥っ子を登板させます。甥っ子も息子と同じく野球塾に通っており、先日コーチからピッチングを細かく指導頂きました。特に甥っ子が苦手としているリリースポイントの修正を行ったとのことで、この日は初めて成果を試します。

その甥っ子は先頭バッターを空振り三振、次のバッターをピッチャーフライ、最後のバッターを空振り三振に抑えました。打者3人に対して鋭い球を投げ込み、ボール球はほとんどありませんでした。ナイスピッチです。まだまだ信用できませんが、引き続きピッチング練習を続けて安定したピッチングフォームを身につけて欲しいものです。

試合は新チームが卒団生チーム2番手ピッチャーを攻めて、最終回に4点取り4-4の時間切れ引き分けとしました。四球絡みとはいえ新チームの最後の粘りは見事。試合を決して諦めない強い気持ちを改めて感じる事が出来ました。

打撃ではタイムリーと四球を選び、またピッチャーでは相手をノーヒットにおさえた息子は、終始満足な表情みせていました。甥っ子も今週末の対外試合に弾みがつきましたね。

新チームは今週土曜日、日曜日とそれぞれ市内のチームと練習試合を行います。卒団生と一緒に練習した数ヶ月を糧にして頑張ってもらいたいと思います。3/17の公式戦に向けてしっかり調整して行こう!



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