昨日は私たちの少年野球チームの卒団式でした。

今年チームを卒団する子供達は12名、紆余曲折、様々な出来事が発生しましたが、無事送り出す事ができました。子供達のメッセージやご両親のお子様に対する想いをお聞きして、指導者達にとっても子供達や保護者の皆様にとっても思い出に残る素晴らしい卒団式になりました。(ちなみに私は司会です。。。)

私達のチームは決して強くありませんが、子供達に野球を好きになって貰いたいという強い想いを持って運営されています。子供達にとってこれからの長い野球人生の第一歩になるような、明るく楽しく野球に携わる事ができる環境を提供して行きたい、そんな想いを随所に感じる事ができます。

子供達とのエピソードの中でこんな話があります。

中学受験に専念するために野球を辞める、去年の春にお母さんと一緒にチームへ伝えにきた子がいました。野球は辞めたくない、でも勉強に専念しないと受験で合格出来ない、その子はそんな想いからか、チームに話をする時には既に号泣していました。お母さんはこれから休みがちになる息子がこのままチームに在籍すれば、他の子供達にもチームにも迷惑がかかるからと退団の意思を伝えました。

そのお話に対してチームの代表と監督はいつでも戻ってこられる様に籍は残したままにしておくと伝えました。様々な大会の選手登録も残したままいつでも練習にも試合にも出られるようにと野球を続けたいと思っているこの子に対して最大限のサポートを約束しました。

その子は7月まで練習や試合に可能な限り参加し、それ以降受験勉強に専念するためにお休みに入りました。そして1月に日本有数の超難関中学に合格してチームに戻って来ました。そこからの約2ヶ月間もより楽しく野球をする事ができました。卒団式でその子は自分のわがままでチームに迷惑をかけたのに、指導者もそしてチームメイトも自分の事を再度暖かく迎えてくれた事に涙声で感謝の気持ちを述べてくれました。

今回の卒団生のうち6名は地元中学の野球部に、2名はボーイズリーグに、そして女の子1名はソフトボール部に入るそうです。ほとんどの子供達が野球を続けてくれる意志を表明してくれた事がチーム関係者にとって何よりも嬉しかった。。。。

卒団生12名にはたくさんの感動を頂きました。本当にありがとう。これからのさらなる活躍を期待しています。





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