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喉頭乳頭腫の治療記録

 局所麻酔のでのレーザー治療を受けてきた

 

 

今回の目的は喉頭癌治療で行った

放射線治療後に残ってしまった乳頭腫を切除し

蒸散処理をすること。

腫瘍は喉頭蓋と更にそれより口側の部分2箇所で

それ以外にも乳頭腫があった場合は同様の

処理をするとのことだった。

 

午前中通常診察より早い時間に病院入りする。

血圧と体温を計り体調に問題ないことを確認する。

 

予定より少し早目にセッティングしてしてもらい

治療を開始する

 

簡単な問診後

麻酔処置を実施する

まずネブライザー(吸引器)にシリンジで

薬品を入れ、薬10分程吸引する。

 

吸引中に両腕に筋肉注射をする、

片方は唾液を抑える薬剤らしく

もう片方は安定剤とのこと

どちらか片方だけが注入時痛かった。

 

吸引が終わるとゼリー状の麻酔成分と

言われるものを口に含み、

上を見ながら約5分間喉の奥に停滞させる

 

このころになると喉全体がジワーと麻痺して

来ている感覚がある。

 

その後特に着替える事もなく、通常診察用

椅子に座り、首の支えに体を固定し、

内視する時と同じ状態にて処置が行われた

 

レーザー機材もあまり大きくもなく

それほど大掛かりな感じではなかった

 

ドクターが3名、看護師が1

オペ室での治療の様に麻酔科のドクターは

いない分人数は少ないが、状況的にはプチ

手術という感じだ。

 

進め方は

機材の内視鏡の先に仕込めるようになっている

金具を何度も交換しながら数回に分けて切除を行う。

 

次にレーザーが投射出来る機器を仕込み

蒸散していく、これも何回かに分けて実施した。

 

治療時間は約1時間10分程

 

今回この治療を受けて思ったことをまとめてみる

 

結局治療を行ったのは3箇所

局部麻酔が効いているとはいえ、

治療自体はかなりの痛みを感じる

反射もあり4~5回ほど「オエ~ッ」となった。

またレーザーを当てて蒸散中しているときが

痛みも一番激しく、肉片が焼かれている

強い匂いが鼻をついた。

 

そう言った意味では正直、治療中は決して楽ではないと思った。

 

但し、治療後の体の負担は全身麻酔と比べようもないくらい

楽だった。

 

なによりこの治療の最大メリットは自分自身がどのような

処置をされているかがわかることだ、痛みも防衛本能が

働いている証拠だし、その様子をみてドクターがある程度

ペースを変えてくれたりして軽減してくれる。

 

出血しても、その場で口から出すことができるし

治療中にうがいも何回かする事が出来た

体の機能や意識が働いている中での治療ほど安心出来るものは

ないと感じた。

 

治療後の内視した写真を見せてもらうと

乳頭腫部分は綺麗に切除されていて、その部分だけ

スポット的に黒くなっている。

それ以外の治療跡はなく最小限で処置されていると

言う印象だった。

 

この治療はあまり治療範囲が広くなると限界があるようだが

何度も再発を繰り返し、その都度全身麻酔で治療している患者に

とってはを間違えなく良い治療方法だと思った。

早く認可されて、一般的な治療方法となって欲しいと切に思う。