放射線治療(12回目)
放射線治療は平日しか行われず
週単位では5回の照射を行い
2日間治療はお休みとなる。
2週間実施してきた感じでは
5回の間でほんの少しずつ喉の
ダメージ感が増してくるが
それほど変化は感じない
そして週末放射線を当ててない時に
急激に変化しているような感覚がある。
とは言っても、自分の感覚的な感想に
過ぎない、実際に喉の腫瘍がどのように
変化しているのかは見てないのでわからない
この辺の問題を率直に担当のドクターに話して
やっと、先日、上司のドクターに動いてもらい
腫瘍の変化を確認できる事となった
治療をはじめる前に確認した
喉の写真と今の状態の写真を
全く同じアングルで撮ってもらうことが
出来た。
比較する為、写真を並べてみた
(左) (右)
治療前 ⇔ 治療後 放射線12回
一回目抗がん剤一週間後
とういうような比較になる。
そしてそこには衝撃的すぎるほどの
変化を確認することが出来た。
腫瘍自体がほとんど消滅し始めている
声帯周りに覆いかぶさっていた腫瘍も
なくなっている。
この状態だけみるといつ声帯が震えて
普通に声が出てもおかしくないと思うほどだ
ドクターの話では、放射線は正常細胞も
全て一旦は破壊するので
今声が出ないのは正常細胞が萎縮している
ためではないだろうかと言っていた。
とにかくこの変化を確認できたことで
これからの治療が辛くなってきても
乗り越えられるという思いがこみ上げてきた
多分抗がん剤の効果も出てきて
丁度放射線の効果が出てくる時期と重なり
変化が急激に起こっているようだ
そうは言っても毎日の診察で
現時点までのこの変化が何も知らされて
いないことに関しては憤りさえかんじる。
患者には必ず情報をあげて欲しい
そうでないとなんの為に治療しているのかも
わからなくなり不安になる。