残ってしまった腫瘍
放射線治療が終わってから、
日を重ねる毎に少しづつ回復している
実感があった。
まだ完全ではないが、声のかすれ具合も
良くなって来ている。
週一度の診察で見せてもらった喉の中の
様子は以前腫瘍に覆われていた声帯付近
には、今は腫瘍は全くなく 久々にみる綺麗な
喉だった。
いい方は悪いが、癌になった甲斐があった。
癌治療のおかげでこの喉頭乳頭腫が完治
できるのだ!
と・・・思っていた・・・・・・・(--;)
今回の診察は衝撃的だった。
すっかり消滅してしまったとばかり思っていた
腫瘍が、喉頭蓋と言われる部分に残っていた。
しかも、小さくもなく、姿は紛れもなく喉頭乳頭腫
であることがわかる。
放射線の投射範囲ギリギリの場所で
消滅するに至るほどの放射線量が足りなかった
ようだ。
この喉の口に近い部分は唾液線などがあり
放射線の副作用の影響が強いとの話は聞いて
いたので、放射線治療としては難しい場所では
あるようだ。
そうは言っても、最後まで乳頭腫が残って
いたなんて思いもしなかったし、
放射線が多少でも当たっていたはずなのに
なぜに、こんなに堂々とこの場所に存在するのか
喉頭乳頭腫の恐ろしいくらいの生命力に、
唯々、苛立ちを感じられずにはいられなかった
距離を教えてもらったところ声帯から口側に
約4CMほどの場所らしい
声帯よりかなり手前であることで、治療を
多少なりとも容易になるとのことだった
当然ながら、もう放射線と言う治療方法の
選択肢はない。
それに増して、今までのラリンゴなんて
絶対ありえない。
レーザーで撒き散らした上に、気道管や
直達鏡で、また声帯に転移したら今までも
苦労が水の泡になってしまう。
考えられるのは2つ
①ドクターに紹介してもらった最新の機器で
実施する、局所麻酔で実施できるレーザー
治療
②再度シドフォビルの注入だけを受ける。
以前に喉頭蓋部分にに対してはかなり
効果があった。
但し全身麻酔なのでリスクが高い
①で実施してみようと思う
そしてまた違う病院に行くことになる。
この病気は発症してからこれで何箇所目の
病院になるのだろう
こんどこそ綺麗に取り除きたい・・・・・