「ランペイジ巨獣大乱闘」、こういうのでいいんだよ、こういうので。 | 怪獣堂ブログ-HOBBY BLOG-

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SFアニメとしては悪くはないけど、怪獣映画としてはまるでなっちゃないアニメ・ゴジラでたまった欲求不満をはらすべく、観てきました!

 

「ランペイジ巨獣大乱闘」。

内容は・・・・・・
遺伝子操作とか、今となっては大作映画では使わない設定を堂々と使って巨大化した猿、狼、ワニが街を壊しながら大決戦!
という、小学生の頃にノートに描いた怪獣マンガの様なお話。

予告編で想像できる内容以上に話が膨らみません。

 

■「ランペイジ巨獣大乱闘」予告編

 

ゴリラと人間の友情等、なかなか粋でイナセなほっこり感のドラマもありますが(特にラストはシャレてて良いよ)見終わった後には、”小難しい教訓的なものは何も残りません”。

「こいつがいれば大抵の事態は大丈夫」俳優の一人、ドゥエイン・ジョンソンも、いつもに比べて「一人でやんなよ、みんなでやろうよ」と諭される程に、強さ控えめでバランスのとれた能力パラメーターで、怪獣の邪魔になりません。

元特殊部隊員で霊長類学者、とかいう、そこには遠慮のないワガママアビリティが気にはなりますが、映画の中では、そんなに”特殊部隊員の戦術”や”霊長類の博識”が役立つ訳でなく、”とりあえず肉体派”、”とりあえずゴリラと仲がいい”の説明の為程度なので、覚えておく必要もありません。

 

あと、怪獣といわずに、巨獣と言い張るあたり、怪獣という言葉に自信をもってくれない映画会社の思惑の寂しさを感じますが・・・・・・

 

こういうのでいいんだよ こういうので。

ところで、この映画、実は見落としがちではありますが、なんだかんだ8Bit時代のゲームの映画化。
ゲームの内容も至って単純。
固定画面でビル壊しながら、攻撃してくる軍隊を退けて、人(や食べ物)を食って体力回復。
ビルを破壊しつくすと、クリアという内容。

こういうのでいいんだよ こういうので。

 

■「ゲームのランペイジ」

 

映画内にもこのゲームの内容(やゲーム画面の雰囲気)を再現したシーンもあって、知る人が見たら泣ける仕様。

「巨大化がとまらない」とか大袈裟なコピーにして、主演のドウェイン・ジョンソンにまで言わせた割に、映画ではこじんまりなサイズにまとまった怪獣達でしたが、ゲームでもそんな大きさなので、これもまた原作愛。

今となっては単純明快なシステムながら、実はこの「ランペイジ」のシステムは現代まで脈々と受け継がれており、「ランペイジ」自体のリメイクはもちろん、カプコンが日本でライセンスをうけて販売した「怪獣大激戦 War of the Monsters」や、PS3(PS4)の「GODZILLA」等、いろいろとっぱらたったらこのシステムに行き着く、いわば怪獣ゲームの基本形。

最近、アメリカでは8Bit時代のゲームの映画化(というより80年代カルチャーの映画)が多いのですが、ノスタルジーな部分もさることながら、表現が潤沢になることで、逆に「イメージが固まってしまったことで違いが目立つ」今のゲームと違い、表現が乏しい分、いろいろ広げやすいことなどもあるのでしょう。

ついでに特にストーリーのない固定画面ゲームなので、クライマックスが(=ゲーム内容で)創りやすいのもあるんでしょう。

それはともかく、とはいえ、映画は元がゲームだとは想像できない位、監督の”俺ジナル”。


かつてハリウッド版「GODZILLA(エメリッヒ版)」が、大予算で「原子怪獣現る」のリメイク兼往年のB級モンスター映画をリメイクしようとした様に、こちらも往年のB級モンスター映画感の中に、「ここは金掛けた見せ方してやんぜ」の大作感がほどよくMIXで、きどった映画ファン置いてけぼりで、開き直って、とにかくどう怪獣を魅せるかの、怒涛の飽和攻撃。

監督が「怪獣映画で見たことのあるシーン、詰め込むだけ詰め込んだ」というだけはあります。


そもそも、怪獣がビル壊すだけのゲームの映画化な訳ですから、怪獣の暴れっぷりを徹底的に見せるのが正しい映画化、な訳です。


とはいえ、余程のゲーム好きでもない限りは知らない(というか忘れられていた)ゲームの映画化なもので、当然、元ゲーム知らない人でも十分に楽しめる、実に器のでかい映画になってます。

ところで、この映画の原作ゲームの一番の改変点といえば、猿に狼とトカゲ、ゲームでは実は人間が変化したものなのですが・・・
(そして、その事実はゲームオーバーという形で判明するのですが)
「人こそ怪獣さ、いや怪獣は人そのものさ」
という、実に深いテーマが・・・・・・ある訳もないですが・・・・・・

あ、、、それ、アニゴジの二作目・・・・・・

最後に、
8Bit時代の映画といえば、そういえば「テトリス」の実写映画も動いている筈ですが、内容は、どうやら宇宙から迫るブロックを消すSFになるとか・・・・・・。

宇宙から迫るブロックを消すって、それコナミの「クォース」じゃん!

 

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