たまにはネガティブになるんです。 | ☆再生不良性貧血・骨髄移植を兄妹愛で闘った日々☆

☆再生不良性貧血・骨髄移植を兄妹愛で闘った日々☆

娘の再生不良性貧血と骨髄移植
普段から仲良しの年子兄妹。
フルマッチ移植を二人で闘います。
普段はいつも負けてばかりの兄が、強い妹の為に頑張ります。本当は、優しいから負けてあげてるんだよね。
一度ならず二度も、一生懸命に妹の細胞と闘い妹を守り抜きます。

私だって、たまにはネガティブになってもいいですよね…



骨髄移植。

私は、骨髄移植にあたって悩みました。

病気を持つお子さんをお持ちの親子さんは、皆さん同じ様に調べまくり、悩みに悩まれると思います。

私ももれることなく、調べ尽くし悩みまくりました。

リスクが大きすぎる。
今のままだと、1ヶ月に1度輸血をしないといけないけど、まだ1回。

そのうち再生医療も進むかも?と思いたい。

だけど、娘は同じ様に調べに調べていましたが、「移植したい。」この強い意志は変わらなかった。


それに、我が家には幸いなことに二人の兄がドナーになれる。

次男はフルマッチ。
長男は、1座違いのミスマッチ。

この二人も意志は固かった。


次男も妹を助けたいから、「怖いけど移植しよ。」って。

その子供たち、娘本人の意志を尊重したけれど、今となっては良かったのか…わかりません。


1度目の骨髄移植…生着不全。

次男の麻酔がなかなか抜けきれず、幻覚なのか、幻聴なのか判らないとけど、暴れた。
怖くて、本当は仕方なかったみたいです。

本人は、超大量化学療法により、不妊・成長障害・粘膜障害・味覚障害。

出血性膀胱炎は今も。
体重もマイナス10㌔。
飲めず食えずで、寝たっきり。
筋力、体力、精神力、集中力低下。


本人だけでなく、私も精神的にキツかった。
毎日、苦しむわが子を見ているしか出来ない無力感。

私もマイナス3㌔。


2度目の末梢血幹細胞移植…生着。

次男は、健康なのに無理矢理白血球を増やす事により、白血病を誘発する可能性もなくは無い。とのこと。

白血球を増やす注射はかなり痛く、白血球が増える度に骨と言う骨が痛い。
のたうち回っていました。

採取当日、痛くはないけど、5時間以上も同じ体勢でずっと飲めず食えず。

娘本人は、移植の後遺症で心臓に水?液?が溜まり心不全状態。

今日、この日まで何回の命の危機を乗り越えてきたか。

明日、13歳の誕生日。
なんとか迎えられそうですが、怖かった。

まだ、心臓にはドレーンが入ったままですが、今も39℃の熱があります。


移植、して良かったのかな?!って、考える日もあります。

後悔した時もありました。
2度目の移植には、次男にかなりの負担をかけました。

この移植をしなければ、娘は今居ません。

次男には、かなりのプレッシャーだっただろうし、拒否権なんて無いのと同じだったはずです。

解ったうえで、次男は快く引き受けてくれました。
あんなに、1度目の移植後に「他人のドナーになる人は、神様や。あんなに痛くて怖い思いをボランティアでするんやで。神様以外何者でもない。もう2度とお金をどれだけ積まれても無理や。」って言ってたのに。

長男は、万一次男が白血病になったら、自分が骨髄ドナーになる。と言って次男を送り出してくれました。

本当に、兄妹弟の総力戦です。

なのに、なのに、親は??

なんにも出来ない。

しかも、今も苦しんでいます。

これから移植をするかも知れない方。ご家族は、しっかり悩んで欲しいです。

ネガティブに書きましたが、良いこともありますよ。

移植が成功し、体力や筋力が戻ったら、普通の子たちと同じように生活出来る様になる。


こんなに、頑張って、頑張って、頑張ってるんだもん、明日必ず善くなる。


やっぱり、ネガティブ嫌や!
ポジティブがいいなぁ~(笑)