兄妹弟。 | ☆再生不良性貧血・骨髄移植を兄妹愛で闘った日々☆

☆再生不良性貧血・骨髄移植を兄妹愛で闘った日々☆

娘の再生不良性貧血と骨髄移植
普段から仲良しの年子兄妹。
フルマッチ移植を二人で闘います。
普段はいつも負けてばかりの兄が、強い妹の為に頑張ります。本当は、優しいから負けてあげてるんだよね。
一度ならず二度も、一生懸命に妹の細胞と闘い妹を守り抜きます。

我が家は4人兄妹弟です。


4人兄妹弟なのです。


忘れていたわけではないけれど、4人兄妹弟なのです。


この数日、考えさせられる日々でした。
私の人生の中で、一番ピンチです。


自分自身のことでは、今までもすんなりではなかったけど、自分で頑張ればなんとかなる。

だけど、今回は子供たちの試練。

娘にしても、長男にしても見守るしかない。
悔しい。情けない。
私は、こんなに頑張ろうとしている子供たちに、何もできない。
無力だ…


闘病生活をしている家庭では、なんパターンかに分かれるのではないかな!?

・兄妹弟が病気と闘っているから、自分もがんばらないと。
親に心配かけない様に頑張ろう。

・兄妹弟がしんどい事で、辛くなったり、落ち込んだり、自分も同じ様にしんどくなったり。


だって、兄妹弟なんですよね。
兄妹弟だから、繋がってるんだと思いました。


親だけじゃない。兄妹弟も心配もすれば、何も出来ない無力感もある。
一生懸命理解しようと頑張ると頑張るだけ、疲れてしまうのだと。


我が家では、長男は次男と娘の頑張りが辛かったのかな?自分は、長男なのに何にも出来なかった…。
いつも私の表情を読みとる長男。
知らん顔しているけど、私の辛い時は黙って側に居てくれる。
だからきっと、妹の危機も気付いていたはず。

次男は、大好きな大好きな妹の為に、身体を張って2回の移植を快く引き受けてくれた。だけど、かなりの恐怖とプレッシャーは感じていたはず。
私が毎日家に帰ると、「白血球増えた?」と聞く。
責任を感じていたんだと思います。
なので、生着した時、染色体が次男のものになっていると検査結果が出た時、涙していたのは次男でした。

三男は、毎日朝「今日も病院行くんやろ?」帰ってきた時「今日は、どうやった?」必ず私が病院から帰ってくるのを待っていてくれる。私が、元気ないと笑わせてくれたり、小さいながらも、一生懸命に気遣ってくれる。


たぶん…きっと、どこの家庭も、兄妹弟に何かあれば、心配だし、頑張るんだと思う。
だから、気持ちが疲れちゃうんだね。

それは、やっぱり兄妹弟愛なんだよね。

親には、他人には、見えない何かがあるんだよ。


きっと何かが…


私も、なんだか妹に会いたくなりました。