夏休みになると 遠くから花火の音が聞こえたりして
外に出て ずっと向こうのナガシマの花火が小さく見えると
あーまた今年も夏が来たんだな~なんて当たり前だけど感じるな~
最近 よく 思い出すことがあります
まいまいが 生まれて初めての夏
NICUにいたときのこと
地元の花火大会の日は病院の窓からも場所によっては見えるんだろうか
夜の担当の看護師さんが まいまいもこっから花火見ようね~~って
言ってくれたんだよね
最初は呼吸器の離脱も難しいって思われてたまいまい(あとから聞いたー)
七夕が過ぎた頃に呼吸器が外れて、難しかった抱っこもスムーズに
でも 面会に行ってもミルクの時間と重なってると抱っこもできなくって
そばで見てるか 吸引するか たまに 手足を洗ってあげるしかなかった
抱っこできる時間を計算して面会にいったりしたけど
たまにずれることもあったし
抗生剤入ってるときは 抱っこもできなかったし
夜のNICUってしーんとしてて、機械の音がずーっと鳴ってて
抱っこできないときは モニターの数字を見て
今日は落ち着いてるのかな・・・
今日は心拍けっこう早いな・・・とか
泣いてるよその赤ちゃんを わざと見ないようにしてたりとか
看護師さんとのおしゃべりで だいぶ心も救われていたんだろうな・・・
NICUに入院しだして まだ検査結果を聞く前で
早くおうちに帰れるだろう・・・呼吸器もとれて元気になるだろう・・・って思ってた頃
看護師さんが おうちから まいまいの服を持ってきてもいいですよーって
いいですよーっていうより、持ってきた方がいいよ。って感じだったんだね
最初はそんなに長く入院するって分かってなかったから
そのことの意味もよくわからず・・・
でもだんだんと、状態がわかってきて
小さくなるかもしれない 用意してあった服を病院に持っていった
看護師さんは 「あ~お母さん、まいちゃんのお洋服持ってきてくれたんですね」って
なんか安心してくれたように感じた
ここで長い事お世話になるのか
もしかしたら もうおうちには 帰れないのかな・・・
いろんな複雑な感情で 洗濯しては 替えの洋服をもって面会にいったな
でもね、すぐに着れなくなった服もあったし
なにより まいまいの服を家で洗濯できることが幸せだったよ
ベランダに まいまいの洋服が干してあることが幸せだった
それはそれは 丁寧にたたんでまいまいに持っていったな(笑)
面会にいくと あ、今日はこの服を着せてもらったんだね~
ピンクの女の子らしいものだったり、黄色だったり ミキハウスだったり
コムサのシンプルなものだったり・・・
いつの間にか 看護師さんの間で人気になったのは
意外にも 全身 黒い洋服だった
まいまい 黒似合うね~~
誰がつけたか 「ブラックまいまい」なーんて呼ばれてた
看護師さんが お風呂にいれてから着替えを出すとき
けっこう ブラックまいまい人気なんだよ~なんて教えてくれて
今頃は お姉ちゃんのおさがりの 赤い花火柄の甚平も着てました
看護師さんたちのおかげで
面会も最初辛かったのが だんだんと 当たり前の毎日の過ごし方になって
まいまいがもう皆と同じようには成長することはないと解ってから
家に用意してあった まいまいグッズを見るたびに
一人で泣いてたのに・・・
まいまいを 抱っこすると 愛しくて可愛くってひたすら見つめてた
どんな状態であってもやっぱり子供って可愛いんだな~って実感した
なんだかいろいろ思い出して書いちゃったな。。。
そのときなんでもないような事でも
後から 思い出になってるもんだね~~
あれれ??? バックに虎舞竜流れてない?(笑)