チクンと飛行機 | モカルカフェ

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【Carbuncle】 磨き丸く仕上げられたザクロ石のこと。元々ラテン語で「燃える石炭」や「小さな石炭」の意味で、転じて赤い宝石の総称となった。

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2008年12月にやっと任意接種(!)が認められたHibワクチン。

Hib とは Haemophilus influenzae b(型) の略称です。


インフルエンザと言う名前がついていますが、

冬場に流行するインフルエンザとは全くの別物です。


子供の鼻や喉にいる事がある真正細菌で

Hibが肺や血液に進入すると肺炎・肺血症・喉頭蓋炎などの感染症を引き起こします。なかでも重篤な感染症が細菌性髄膜炎(Hib髄膜炎)で

菌が髄膜に感染し、発病24時間程度で発熱やけいれん・呼吸困難などが出現し

約5%の人が死亡、約25%の人に後遺症が残る、恐ろしい病気。


日本ではまだ任意接種なので有料(1回6千円~1万円程度)で、

予約必須(注文して入荷待ち)のレア?ワクチンですが

世界では100カ国以上で接種されているポピュラーなワクチンです。


予防接種については賛否両論ありますが、かーばんくるは肯定派。

肯定と言うほど立派なモンではないんですが、

(病気に)なって後悔するより、

(万が一副作用が出ても)接種して後悔する方が『マシ』かと。


根絶宣言された病気のワクチンだから必要無い、って言う人もいますね。

でも日本で根絶されていても世界で菌が無くなったわけではないのです。

みんながワクチンを接種しているから日本で流行しないだけ。


大昔はワクチンなんて無かった、

自然淘汰なのだからしょうがない、って言う人もいます。

確かに、幾度と無く疫病が大流行しても、人類の鎖は繋がっています。

でも、その犠牲になるのが自分の大切な人でも

自然の摂理と割り切れるんでしょーか?だとしたら、すごい。


あ、何だか、感情的になってしまったワ。

まぁ、そんなこんなで(どんなだ?(笑))

アニは久々のチクンとあいなったわけです。


オトウトは少し小さく生まれたので

冬場のRSウイルス対策としてシナジスと言う注射薬を受けに

隣の市の大きな総合病院に通っていました。

(かーばんくるの住む市ではシナジス接種出来る病院が無いのです)

なので、シナジスと同時進行で春までに3回(¥6000/回)接種済み。

(追加の1回は1年後)


アニはもう2歳7ヶ月なので接種は1回で良いのですが、

『むやみに予防接種って言うのはどうなの?』

と言うダーの説得に時間がかかり予約が出遅れ、

近所のクリニックにやっと予約を入れられたのが3月末。

約2ヶ月待ちにしてやっと順番が回ってきました。


ところで余談ですが・・・

こないだ 、熱性痙攣を起こしたアニを見て

『生きてきた中で一番怖い瞬間だった』と言うダーは

診察中に先生が『髄膜炎が・・・』と言ったり

『髄膜炎!?どうしよう、アニはまだHib受けてないのに。』

と、慌てるかーばんくるを見たりしている内に

予防接種中立派(やや否定寄り)の看板をさっさと下ろした様子。(笑)

今や・・・

『次はおたふく?水疱瘡も?

 うん、いいよいいよ、受けてきなよ。

 男の子は大人になってからの高熱は怖いって言うからね。』 です。(笑)

アニのひきつけは相当ショッキングだった様です。


そうそう、痙攣経験者は予防注射要注意な様で、

予防接種の問診表?で初めて 『はい』 に丸がついたアニ。

でも先生も特に問題視しなかったので無事に接種出来ました。

小さい頃から予防接種に強いアニ。

少ぉしだけ泣いたのは1歳のMRの時くらいでしょーか。

今回は注射のご褒美?のおもちゃを選んでいるうちに刺されたものの

小さく 『ウッ』 っと言っただけで終わりました。


思いがけない副反応で少し腕が腫れているので

おたふくは2週間後かな~。そして間髪入れず水疱瘡。

頑張れ!アニ!!



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