こんばんは。
朝晩、秋の空気が気持ちいいですね。
変わりたい!変わらなくちゃ!
と思っていた頃の私は
ありのままの自分を受け入れる
ことが大事だと、頭では思いつつも
意識は真逆の方向を向いていたなぁと感じています。
今日は、そんなお話を…。
自分の中の欠点を正さなきゃ!
ダメな部分はなくさなきゃ!
なくせないならせめて隠さなきゃ!!
だって、
このまま、ありのままでいいんだよってよく言われてるけど、
私が変わらなきゃ、世界が変わることはないんでしょ??
そんな【ありのまま】と【変わらなきゃ】の一見矛盾しているようにも感じられる狭間で、
自分を受け入れることの難しさを
めーーっちゃ感じていました。
そこがだんだん腑に落ちてわかるようになったのは、
心屋仁之助さんの、カウンセラーとしての最後の著書
『ずるい生き方』
を読んでからかもしれません。
少し抜粋してみますね。↓↓
自分にとってありえない結果を出したいなら、
「アイツみたいなありえないことをする」
ことが、ありえない結果を出すための一番の近道になるんです。
「なぜあの人のイヤなところを見せられたのか」
「なぜあの人に反応したのか?」
ということ。
あの人を別に怒ったり嫌ったりしていない人もいる。
だけど、あなたは「反応」した。
ここにあなたの人生を変えるポイントがあるということです。
それはなぜかというと、
あなたが
“本当は自分にもあるのに悪いことだと抑え込んでいるから”です。
そう、「アイツのイヤ」もあなたの「一部」なのです。
〜中略〜
いけない→いいに変える。
これを「許可」と言います。
禁止を許可するのです。
こういうことを意識して実際にやってみるだけで、
オセロをひっくり返すように、急に世界が一変します。
オセロをひっくり返しても、あなたはあなたのまま。
裏面のあなたが見えただけなのです。
これを読み、なるほどなぁーーーー!!
って思いました。
やっと腑に落ちたというか。
オセロをひっくり返しても裏面の私が見えただけ。
リフレーミングという観点から見ても、
短所は長所で、長所は短所。
長所にしかならないところ
短所にしかならないところ
なんてものはありえないのですよね。
物事には全て陰と陽の両面があって、
どちらかだけを手に入れようとしても
不可能で、
それは、コインの表側だけをほしいって言っているようなもの。
以前、↑の記事で書いたように、
不快な感情を感じないように蓋をすれば
喜びや安心などの感情まで段々と感じにくくなっていったのも、
これと同じことのような気がします。
仁之助さんは、この本の中で、
これを罪悪感を覚えなくなるところまで続けてみることで、
世界と選択肢が2倍になります。
とも書かれています。
自分の中の制限が外れることで枠が広がり、
選択肢が増えて自由になる。
その秘密は、
裏も表も、陰も陽も、プラスもマイナスも
自分を丸ごと受け入れてしまうこと
なのかもしれないですね。
自分が変わるというのは
欠点をなくして別の誰かになるということではない。
陰も陽もどっちも自分。
自分の素晴らしさに脱帽して
自分のダメさに降参する。
そんな意識に変えていく
っていうことなんだと思います。
秋の庭のヘリアンサスとトンボ