結婚して…子育てを頑張り…
そしていつの頃からか、私は家事が嫌いになっていた。
元々は嫌いではなく、割と好きな方だったはずなのにどうしてなんだろう?って、我ながら不思議だった。
今の私にとっての家事って…
頑張っても認めてもらえない
やらなかったら責められる
そんなイメージ。
その根っこは、きっと
小学生の頃に言われた
『当たり前でしょ?
その(家事を手伝わせる)ために4人も女の子を産んだんだから』
という母の言葉なんだと思う。
私たち姉妹は、お母さんに家事をさせられるために生まれてきたの???
と、すごくショックだったことを覚えてる。
でも、どんなシチュエーションで言われた言葉だったかは、
ずっと思い出せなくて…。
母は、いったいどんな気持ちでその言葉を言ったんだろう??
…って最近ずーーーーーっと考えていたら、
突然そのときのシチュエーションごと全部思い出した!(仕事中
)
確か…私が先に聞いたんだ。
『お母さん、私たちが家事をしてくれてうれしい?
私たちが女の子でよかったね』
って。
だったら…
あれは…
あの言葉は……
子供に素直にありがとうとか絶対言えない母なりの、
最大限の喜びの表現
だったんじゃないかなって。![]()

バカみたいだけど、きっとそうだったんだろうなって急に分かった気がして(笑)
…そして思い出した。
洗濯も掃除も料理も
お母さんの助けになりたくて、
お母さんに喜んでもらいたくて、
私が自分からやり始めたんだってこと。
じゃあ、
ちゃんと私の望みは叶っていたんだなぁ…。
私はちゃんとお母さんの役に立てていたんだ。
お母さんはちゃんと喜んでくれていたんだ。
そしたらそしたら
心理学を学び始めてからずっと抱いていた疑問も、
急に解けた気がした。
私、ずっと思ってた。
『我慢をやめましょう』
ってよく言われるけど、
私が我慢をやめることで、他の誰かにその我慢を押し付けることになるだけなんじゃないの?
だって、この世界は誰かの我慢によって成りたってるんでしょ?
って。
でも、違うのかも。
世界は、みんなのご厚意で回ってるんじゃない?
だったら、私も厚意で家事をしていけたらいいな。![]()
あの頃の私とおんなじように、
家族の役に立ちたいって気持ちで家事をしたら
今ほど苦痛じゃなくなるのかもな。
手を抜く日があってもいい。
具合の悪い時にはお休みしたってお願いしたっていいんだ。![]()
そしたらそしたら、さらに気づいた。
旦那が家事をしてくれてるのを見るたび、
勝手に責められてるような気持ちになってムカついてたけど、
あれだって彼のご厚意だったんだ。
じゃあ、一言、素直にありがとうって言えば良かっただけなんだなーって。(←当たり前??
)
そして、
弟3人の4人姉弟の長女(つまり唯一の女の子)として
当たり前に家の手伝いや弟の面倒を見てきた母にとっての家事も、
今の私とおんなじ
やっても認めてもらえないもの
やらないと責められるもの
だったのかもしれないなぁってことも見えてきた。
父は、男の子が生まれなくて寂しそうだったけど…
母は私たち4姉妹のことを、やっとできた自分の仲間のようにも感じていたのかもしれない。
母からの言葉の勘違いが解けた時……
たしかに、UMI受講生さんたちがよく使う表現
『世界がぐるんって回る
』
を、私も体感したような気がしました。![]()
