『勇気づけ』はまず自分にしてあげないと、他者にもできるようにはならないのだそうだ。
たしかに勇気づけは今の私にはとても難しい。
子供たちのことを勇気づけたいと思っているのに、ついつい余計なことを言ってしまったり、求められてもいないアドバイスをしてしまったり…
私たちはそれぞれみんな、心の中に言葉の引き出しを持っていて、
その中にはこれまでの人生で自分がかけ続けられてきた言葉が詰まっていて、
引き出しに入っていない言葉は、使おうと思ってもなかなか使えないのかもしれない。
だから、これまであまり勇気づけられずに育ってきた大人は、当然 他者を勇気づけるのは難しくなってしまうんだろうと思う。
でも、原田綾子さん曰く、
勇気づけはお稽古事と同じで、
練習すればだんだん上手になるのだそうだ。
これまで、気がつけば自分を責めてばかりいたけど、
最近はセルフトーキングを『自分責め』から『勇気づけ』に変えてみるように意識している。
そうして、自分の言葉の引き出しの中に勇気づけの言葉をそっと増やしていく。
するとたまに、ふと 口をついて、子供たちに優しい言葉をかけられている自分に気づく。
そんな小さな変化がとても嬉しい。
自分の変化も。
子供たちの変化も。
まずは自分から…。
それは多分、全てのことにおいてそうなんだろうなぁと思う。
ありのままを受け入れることも。
感謝の気持ちが自然に湧くようにすることと、
それを伝えることも。
そして、周りを幸せにすることも。
まずは自分を勇気づける。
まずは自分のありのままを受け入れる。
まずは自分に感謝する。
まずは自分を幸せにする。
そうして自分の心のコップを満たすことができるようになって、やっと
これまでずっと自分にしか向いていなかった関心を、他者へと向けられるようになるんだろうなぁと思う。