昨日、電車に乗ることがありました。

私は電車や新幹線、飛行機などの公共の乗り物に乗る前は必ずお薬💊を服用します。

理由は、大きな音や人の密集でパニック発作を起こしにくくするためです。

もちろん、昨日もきちんとお薬💊を飲んでちゃんと効き始めてから乗りました。(少し眠くなるので効き始めがわかるんです)


かなりすいている電車だったので席に座って、マスクの隙間から水を飲んで緊張を和らげました。

念の為、常に持ち歩いているアメ🍬を口にひとつ入れました。

パニック発作が心配な時はアメ🍬を食べるとよい、という話を医師から聞いたので、それ以降は小袋に入ったアメ🍬を必ず持ち歩いています。

ちなみに今はいちごミルク🍬です笑


少し発車まで時間があり、乗り継ぎの人達が少しづつ増えてきました。

人の声が気になり始めたのでイヤホンをして音楽を聴いてました。

最近は和ぬかさんの「絶頂讃歌」がお気に入りです♪

目を閉じて音楽と口の中のアメ🍬に全集中していたのですが、「ぎゃーーー!!!」という大きな泣き声がノイキャン付きのイヤホンすら透過して頭に響き、思わずびくっ!としてしまいました。

近くの席で3歳くらいの子が泣いていました。

私は鼓動がだんだん早くなるのを感じ、一旦降りた方がいいとはわかりつつも硬直して動けないでいました。

目線は子どもからなぜか離せず、身体も動かず、どうにもこうにもならなくなる自分を感じました。


そして、私の頭に響く泣き声はどんどん激しさを増していき、私は気が狂いそうになりました。

近くで泣いている子どもだけではなく、それをあやそうともせずスマホばかり見ている親にもふつふつと怒りに近い狂気が湧き上がってきました。


今すぐあの親子に1発蹴り入れて黙らせたい……


そんなことまで考えてしまっていました。

もちろん、そんなことをする訳にはいかないことはわかっています。

子どもは泣くのが仕事です。

泣いてる子どもに罪はないです。

ただ私が降りればいいだけ……そうは思うのに体は動きませんでした。


一体どれくらいの時間がたったのか。

私の視線(おそらく睨むような視線だったことでしょう)に気づいたのか、親子は車両を移動していきました。

親子が見えなくなった瞬間、金縛りが解けたかのように手足が動くようになり、汗がぶわっと吹き出しました。

息をすーーっと吸って吐いて落ち着きを取り戻そうと努力をしていたら、いつのまにか電車が発車していました。


私はパニック障害も持っていて万全の体制というかできる限りのことをして電車に乗りました。

でも、ダメになりそうなときもあるのです。

泣いてる罪のない子どもに対して睨むような視線を投げつけてしまった(であろう)自分に対して、相手への申し訳なさから苦しくなって、電車を降りた後ベンチに座ってぽろぽろと泣きました。



横田 萌花