徒然草のようなものを書き始めることにしました。

 

 劇団木霊71期の萌葱もかです。もえぎと読みます。本名からはかなり遠いのですが、もともと読み違いの多い名前ということもあって、あまり違和感なく使えています。

 

 特に何か書きたいこともなく、ただ新年だし、若いし、深夜は寂しいし、始めて見てもいいかなと思ったのです。

若さというものに私はかなり強く固執している、と気付いたのはいつからでしょう。高校生の内から漠然と抱いていたと記憶していますが、何か焦燥に駆られるように友人に吐露(なかば駆け込み訴えの様相を呈していた)し始めたのは高校卒業を控えたころでした。歳をとっていくこと、失っていくことからの何かもそこにあったとは思いますが、たぶん、主要因は自分がなにものにもなれないのだと、強く、ひどく悟ってしまっていたからだと思います。今でも変わっていないから全然辛くて、ただ年を取ってもなかなか失われてくれないものはあるのだということ、それでも生きるということは、痛みを鈍くしてくれるのだということ、そういうことが体に染みて、新年を迎えて、忘れた風にして生きていくのだろうなと。

忘れたいことは多いし、忘れるを積極的にしていきたいと思っていますが、ただ私はそれと同時に「思い出す」という行為も好きだったりします。なんとなく。今はライトになんとなく。

 なのでブログを書き溜めてゆきます。あくまで書留で。創作のあれこれとか、世界のあれこれとか。あと旅日記とか! 旅日記をいつか書きます。そのために旅行にいきます。自分の尻を自分で蹴とばす口実が欲しかったのが本音かもしれません。未来の私のために。今度の一年が終わりを迎える時、忘れられなかったことへの痛みに、忘れたことを思い出す楽しみがまさって、救って、よかったと思えますように。

 

 

萌葱もか