日本にいたときはイタリア大使館でのパーティも多くよくお邪魔していた

 

アメリカの大使館はワシントンにありNYにはなく、代わりに領事館がある

今回はその領事館に潜入キメてる

 

 

入り口を入るとそこはイタリア領土・・・

この建物はイタリアが国で所有しているもので

アッパーイーストの大きな通りにデーンと存在している さすが

 

建物内にはイタリア語の学校もあり

この時間は授業があるみたいで皆真剣にお勉強中看板持ち

 

ワタシも参加したーい

 

 

中にはイタリア共和国大統領の写真が飾られている

(ちなみにイタリアは首相と大統領が別に存在している)

 

今夜のイベントのお題は

「COLOR OF ITALY」

 

音楽を通じて現代のアメリカに暮らすイタリア人の気持ちや

イタリアにいる移民のお話を大学の教授たちがディスカッションする会

 

ゲストではイタリアのラッパーさんも来ていてラップを披露してくれた

 

”NYの中のイタリアで、

アメリカの文化であるラップをイタリア語で、

イタリア人の中に一人混ざった日本人が聴く”

 

という不思議な状況あんぐり

 

 

ラッパーのAmir Issaaのお母さんはイタリア人、お父さんはエジプト人で移民としてイタリアに来て

彼はイタリアで生まれ育った

小さい頃は学校に肌の違う子供は全然いなく孤独で感情を内に秘めていたところ

表現するツールとしてラップに出会ったらしい

 

お金持ちの子は色々な習い事をして楽器を買ってもらえたけれど

貧しかった彼はそれは出来ず、紙に詩を書きビートだけで音楽を表現してきた

 

 

彼が経験してきた環境は

アメリカという移民で成り立つ複雑な環境の国での経験とはまた全く違う

 

他のゲストの教授たちとは違う視点で話がされ

とても不思議な空気感

 

日本という「移民」を受け入れてこなかった、受け入れようとしていない国から来た自分にとっては

計り知れない世界

でも少しだけ今夜はその世界を知れた

 

 

 

 

最後に少し彼とお話が出来て、

 

「日本にはいったことがあり大好きだよ、

でも高いからなかなかいけないよねー 」

 

といっていましたニコニコ

 

 

 

もちろん用意されていたプロセッコシャンパンを美味しく頂いて

領事館を後にしました・・・