とある平日、お休みをいただいて母とランチへ
伺ったのは帝国ホテル内のフレンチレ・セゾン
実はこちら、10年以上前からずっと母が行きたがっていた
レストラン。 でも『ホテルフレンチはCPが悪い』とぃぅ先入観を
持つ父が断固として行こうとしなかったので、何となく保留に
なっていました。
ところがある日、ふとHPを見ていたらなんと
平日限定、1日10組限定で飲食代が15%オフと
書いてあるのを発見~!(今月末まで)
これは何かのご縁と思い、早速母に報告。
晴れて2人で初訪問する運びとなりました~~
(ちなみに父は誘われずに不貞腐れ・笑
さんざん行かないって言ってたクセに2人で行くと
なったら急に淋しくなっちゃったみたいデス・笑)
当日。
母はウキウキと美容院でセットしてもらって現地合流。
本当に楽しみにしていたのね~
低めの天井に落ち着いた照明(節電だから?)。
クラシカルな黒服に、なでつけた黒髪のザ・サービスマンな
殿方がずらっと並ぶ姿は、思わず背筋が伸びる程よい緊張感。
そういえばこういうレストラン、最近あまり見なくなりましたね。
ひらまつやトゥールダルジャン、アピシウス、あとは昔の
ロオジエぐらいでしょうか?
せっかくなので、シャンパーニュで乾杯
母はドゥラモット(2,500円)、私はゴッセ(1,900円)。
他にクリスタル(4,800円)やマムのロゼ(2,700円)がありました。
さすがのラインナップに「ほほーぅ」なんて思ってしまった私は
もはやオバサンを超えてオジサンみたい?!
コースは前菜・魚料理・肉料理・チーズまたはデザートが
ついて8,000円のものをお願いしました。
こちらのコースだと、魚とお肉がハーフポーションで
両方いただけるので、何だか嬉しい
アミューズその1
白カビチーズが入った一口サイズのクリケットは
銀色のスプーンに乗せられて。
熱々でもない、程よい暖かさのクリケットは、
シャンパーニュとの相性もばっちりです
アミューズその2
真っ白なトマトのムースにコンソメジュレを乗せたもの。
ラングスティーヌが入っていて意外にも濃厚な味わいです。
前菜
ヘーゼルナッツ風味の仔鳩とフォワグラのバロティーヌ
季節の野菜をあしらって
トゥルン!としたフォアグラのバロティーヌ。
ナイフを入れるとがっしりとした弾力に、パテのように
肉っぽさのあるフォアグラ×仔鳩が姿を見せました。
周りには美しい色とりどりのお野菜や、お塩が
飾られて、ラグジュアリーな一皿。
うっとりしたのはお料理だけではありません。
お食事の途中でご挨拶にいらっしゃるシェフは、とってもハンサム
彼をお目当てにと思われる常連さんのお姉様が
お1人ランチしている姿も目撃しました(笑)
ま、私の愛するシェフはジェローム様(※)オンリーです
・・・さてさて話は戻ってお料理の続き。
お魚料理
平目のオーヴン焼き
生姜風味のバターと人参のコンフィを添えて
大の平目好きなので即決しましたが、これは失敗
お魚のパサつきが気になりました
母チョイスの赤座海老のポワレ 天然茸と共には
とっても美味しそうだったのでそっちにすれば良かったな。
お肉料理
乳飲み仔羊と野菜のクレピネット
首肉のコンフィとトマトにシェーヴルチーズを重ねて
レフォールをきかせたジュと
ロゼ色の仔羊の周りを細かくカットしたお野菜や
シェーブルチーズで囲み、味わいのある一皿。
デザートの前に一皿。
一口サイズのフィナンシェやシトラスのタルトなど
全4種類が可愛らしく並びます。
デザート
正式名称がわからないのですが、アラカルトメニューに
あったデザートに惹かれ、チェンジしていただきました
カスタードクリームを挟んだだけのシンプルなミルフィーユ。
別皿で、苺のコンポートを沈めたスープと、ジュレを纏った
苺を、自分で合わせながらいただく可愛らしいデザート。
(私にはないはずの)オトメゴコロが蘇ってくるようでした(笑)
最後にコーヒー・お紅茶と一緒に3種類のショコラ。
ここまでくるとお腹いっぱいになり、母にあげました
見た目にも美しく優雅なお料理も素晴らしいのですが、
やはりサービスが圧倒的に素晴らしい
自然な笑顔をキープしつつ、心の底から「おもてなし」して
下さるこんなサービスは、当たり前のようでいて最近とんと
見なくなりました。目上の方や家族で訪れるのに間違いない
落ち着いた、素敵なレストランだと思います。
行く前までは「一生に一度でぃぃから行きたいわ」と
言っていたはずの母。
家に帰ったら、「今度はいつ行こうかしら?ディナーでも
行ってみたいな」と急に欲張りになっていました(笑)