六本木日本和食屋さん、青華こばやし

行ってきました。


『東京最高のレストラン』で大絶賛キラキラされていて

気になっていたお店。


何でも34歳のご主人が1人で切り盛りしているそうで、

これはご主人が倒れる前に行っておかねば!と訪問(笑)


同じ通りには先日伺った割烹 小いわ さんもあり、

お任せコースの価格帯もほぼほぼ同じ。

さて、その差やいかに流れ星


ドアを開けると目に飛び込んできたのは美しい食器の数々。

ご主人が18歳の頃から少しずつ集めた大切なコレクションだそう。


奥に目をやるとそのご主人の『いらっしゃいませ!』

元気な声が店内に響き、思わず吸い寄せられるように

店内に入っていくと、


『すみません、良かったら靴を脱いでいただけませんかぁ~』


と、いきなりの大失態!

入り口に雪駄が置いてあったのにご主人の声につられて

ずんずん土足で入ってしまった(笑)!!!


ご主人に大爆笑され、しょうもない出会いとなりましたsei


8坪の小さな点内は、カウンター4席と6~7人

座れそうなこあがりがあり、貸切で11人までOKとのこと。


この日は家族3人で伺ったのですが、他のお客さんはなし。


後で伺ったところ、初めてのお客さんはどんなお客さんか

知りたいので、基本『相客なし』にしているのだそう。


さらにランチは2回目以降の来店のみOK


初回でランチを希望しても基本『満席』と断るそうで、

さらにビックリしたのは電話対応の悪いお客様

これまた『満席』断るのだそう。

なんとぃぅ神経質ぶり(笑)!・・・予約できてよかった~あせる


さて、この日は13,650円のお任せコースで。


竹細工の綺麗な籠のフタを開けると小さな小皿が4つ。


沖縄もずく・蒸し雲丹・蒸し鮑・真鰈とぃぅ

豪華ラインナップキラキラ


真鰈は昆布で3日間しめたとのことでかなりの噛み応え。

沖縄もずくもコシがあり、食べ応え充分目


蒸し雲丹は雪塩でいただくと甘みが増してとても美味。


蒸し鮑は穴子に使うタレでいただくのですが、タレなしでも

充分美味しく、むしろタレの甘みが残念なほど。


併せた日本酒は岩手の南部美人お酒


目の前ではを炭火で焼いていてテンション上がります音譜


表面に少し焦げ目をつけた鱧はシンプルにワサビで

いただくのですが、ワサビ克服中の私は先ほどの雪塩で

いただきましたあせる でもこの食べ方もかなり美味しいドキドキ


続いては先ほどの鱧の残りを使ったお椀。

『骨切り』ならぬ『骨抜き』したとぃぅ鱧肉が

牡丹のようにお椀の中で開き、上には蓴菜 (じゅんさい)。


とろりとした中に濃い目に効かせたかつおのお出汁と

蓴菜の食感、ふわふわの鱧がとても美味しいにこ


続いては京都のとり貝キラキラ

綺麗な貝殻に紫蘇を敷き、その上にとってもとっても大きな

とり貝さんがデーン!!とラブ目 


実は貝類があまり得意でなかった私。

謎の甘み?が何とも言えず苦手だったんですガーン


でも、このとり貝を食べて180度の方向転換。

本当に美味しい貝なら食べられると自信が持てましたグッド!


ちなみに父はこのとり貝がこの日のナンバー1だったそうキラキラ


このあたりから日本酒は信濃の水尾に変えてますお酒


お造りは真鰈うお座

ご主人曰く、自信があるからお造りは絶対1種類


ご主人の見解によると自信がないから色々な種類を

組み合わせたお造りになってしまうのだとか。


まぁその辺は意見の分かれるところかと思いますが

こんな考え方のお店があってもぃぃかなとにこ


自信を持って出しているだけあり、かなり肉厚!!

ぶりんぶりん(でも決して柔らかくないですよ~)ですごい

食後感夏バテ 太っ腹だな~キラキラ


目の前では今年初の天然鮎うお座

広島 大田川の鮎だそうです。


これはぜひカメラにおさめたいとつい興奮してしまい、なんと私、


『このししゃも、写真に撮ってぃぃですか?!』


と聞いてしまった・・・ガーン ガーン ガーン  


ご主人に『もぅお客さん帰って怒る!!』

またもや爆笑されてしまいました・・・ダッシュ


あ~ああせる恥ずかしすぎる・・・あせる


そんなこんなで撮らせていただいた鮎↓


1人2匹ずつと言われましたが、あれ?1匹多くない??


これは焼いている間にお腹が割れてしまったときの保険用として

いつも1匹多く焼くのだそう。 


草魚柄のお皿に蓼の葉を敷き、まずは1匹だけを置いて。


頭からバリバリ食べている間にもう1匹をさりげなく置いてくれる

細やかな配慮が心底嬉しかったですドキドキ


鮎に限らず、温かいお料理には食器をわざわざ蒸し器に

かけてとことん温めてから出す配慮はとても嬉しい配慮でした。

こんな小さなことが後の印象を大きく左右することって

ありますよね。


かぼすをたっぷりかけていただく鮎は、この苦味とふっくらさとが

何とも言えず夏の到来が恋しくなる味猫


日本酒は茨城産の一人娘お酒をいただきましたが、

こちらは甘みが強すぎてちょっと微妙かなあせる


さて、鮎の余韻に浸っているところにこれまた素晴らしい

炊き合わせをいただきましたキラキラ


スッポンとお冬瓜の炊き合わせ


今~10月が旬と言われるスッポンは、腕~肩にかけた部位を

使い、適度な脂がぃぃお味ドキドキ 細かく切れ目を入れたお冬瓜に

お味が染み渡ります猫


ほんのり効かせた生姜もぃぃ感じで、総じてどのお料理も

そうですが、とっても品のぃぃ味付け。決して薄味とぃぅ

意味合いで言っているのではありませんぞよパー


お食事の前の最後の1品は、

とこぶしの唐揚げ


こちら、本日のmyナンバー1でしたキラキラ

表面の薄い衣と中の弾力の組み合わせがすごかった~音譜


ご飯はご主人のご両親が作った茨城産コシヒカリ

一文字に持ったご飯はつやつやとしていて炊き上がりも

好みな感じ。


私の(限りなく少ない)『白いご飯』経験(笑)では

間違いなく現時点で第1位に輝きますキラキラ


芥子菜の入った柴漬けと薄くスライスした奈良漬け

そして自家製の明太子と一緒にいただきます。


最後に白桃をいただいて、この日のコース終了流れ星


お気づきのことと思いますが、こちらではほとんどお野菜を

使いません。正直そこまでまだ手が回らないのだそう(笑)


使うのは4つ、筍・かぶ・冬瓜・海老芋と決めているのだとか。


お客の取り方や使う素材、自分1人だからこそできることを、

できる範囲で、とぃぅ考え方を徹底しているご主人。


10年経ったら弟子をとって自分の腕を後世に残していきたい

そうですが、それまでは技術もお客さんも『貯金』したいそう。


私達もご主人の『財産』となるべく、さっそく次回の

予約を入れてきました音譜


いつか11人で貸切もやりたいなあ・・・バレンタイン

日本酒6合ほど入れて、1人16,000円は破格です目


同じ通りにある前述のお店と価格帯もほぼ一緒ですが、

私にとっては断然こちらの方が良かったです。


次回は9月あたりの秋風が吹く季節に入れようとしたところ、

『もっと早く来て下さい!』と悪魔の誘いを受け(笑)、

夏の終わりに予約をお願いしてきましたお月様


次回は天然の鰻があるそうな音譜

また色々とお勉強させていただきに行ってきますオーッ!