愛してやまないレストランの1つ、bacar
に
行ってきました~ 今回で5度目の訪問です
前回訪問した分は3回目と食べた内容に大して差が
なかったためアップしておりません
過去の訪問記事はこちら → ① ・ ② ・ ③ ・ ④(upなし)
この日は開店と同時の18時に予約
数段しかない小さな階段をトントンと降りていくと
『closed』の札が突然『open』に変わり、中からソムリエの
金山さんがお出迎え
まだ明るい時間帯だった上に滞在から1時間ほどはなんと
貸切状態で、なんだか不思議な感じ。
でもだからこそ普段は忙しすぎてまともにお話できない
石山シェフとも気楽にお話できたのが嬉しかったです
この日はメニューも初夏っぽくなっており、周囲の明るさも
手伝って爽やかなメニューを食しました
まずはアミューズ。
新作のアミューズは、豚のベーコンと鶉の卵黄を
焼き鳥のように串に刺した、相変わらず可愛らしい1品。
この卵黄、一度殻の状態のまま凍らせて、その後殻をむくと
白身は流れ出ますが、卵黄は串で刺せるまで固くなるのだそう。
かと言って口に入れたときに固さを感じるでもなく、
なんとも絶妙な食感。このアイデアにはしみじみ脱帽です
シェフ曰く、いつも可愛いアミューズを考えているそうですが、
胡椒の効いたスパイシーな味わいは可愛いだけではありません
定番の渡り蟹のソースでいただくバーニャカウダ、
自家製パンの後は、今回絶対にいただきたかった前菜。
四万十川 狼桃のガスパチョ
これは今までいただいた(数少ない)ガスパチョの中でも
群を抜く美味しさ
oginoのガスパチョも、カンテサンスのガスパチョも
素晴らしいと思いましたが、こちらのガスパチョはある意味
限りなくベーシックな土台の中にも新鮮な衝撃を与える逸品。
私の中で間違いなく今ナンバーワンのガスパチョです
オレンジ色のトマトスープからほんのり香るニンニク。
そこに手長海老のポワレを始め、鮑やら何やら魚介たっぷり
魚介のエキスも効いているし歯ごたえもバリエに富んでいるし
そして見た目の美しさも素晴らしく、文句なし
最高に幸せな前菜をいただいた後はイチオシとぃぅメイン、
ドンブ産カイユ
以前は部分的にしか仕入れられなかったお肉を、今は
丸ごと仕入れられるようになりました!と嬉しそうに話す
金山さんを見て、なんだか涙が出そうに・・・
安定的に集客できるお店には安定的に素晴らしい食材を
仕入れることができて、そしてそれを目当てにまたお客さんが来て。
反対にぃぃ食材がなければ人も入らず、人も入らなければ
食材も余り、新しい食材、良い食材を仕入れることも出来ず・・・
ぃぃ循環か悪循環か、両極端の世界。本当に厳しい・・・
私がこちらのお店を知ったのはグルメガイドを見たからであり、
OPEN当初から応援してきた常連のお客様でも何でもないけれど、
ドンブ産のカイユを丸ごと仕入れられるまでにお店が安定してきた
とぃぅお話を聞けて、自分のことのようにとっても嬉しかったです
メインの後はちょっと気になっていた黒板メニューから、
珍しくをいただきました。
イタリアのチーズカッチョカバロ
ヨーヨーのようなビジュアルのチーズを少量だけ。
弾力があって、かつミルキーで不思議な食感と風味。
デザートは毎回迷うもののいつも同じのスフレ
真ん中に開けた穴に落とすアイスが溶けきる前に
頬張るスフレがたまりません
抜群のCPに加え、今回は素晴らしいワインとの出会い(☆ )も
あり、本当に楽しい夜となりました 訪れるたびにどんどん
好きになっていく、今もっとも好きなお店の1つです
ちなみにこの日は昨年お買い上げして今の季節お気に入りの、
私には珍しくビビッドなピンクのワンピで
サマーツイード&裏地つきなので結構暑く(笑)
なのであと1ヶ月ぐらいでガンガン着てしまいたい1枚です