少し日が経ってしまいましたが、2ヶ月ぶりに歌舞伎座へ
今月で歌舞伎座ともしばしのお別れ
4月のさよなら公演の演目・配役が発表になったとき、予想以上の
豪華な顔ぶれに歌舞伎初心者の私も鳥肌が立つほどの
興奮に襲われました
特に第三部の『助六由緑江戸桜』は華やかな
演目として父が前から私に強くオススメしてくれていた演目。
しかも助六が團十郎さん、揚巻が
玉三郎さんとあっては、観ない理由なんて1つとして
あるはずがありません
普段はかけまくり戦法でチケットを取っていますが、
どうしても今回の第三部だけは見逃したくなかったので、
今回ばかりはしかるべき方にお席をお願いしました
観られるだけで充分だったのでお席はどこでも良かったのですが、
なんと今までで1番ぃぃお席で観ることができました
お席から見た舞台。
花道がすぐそこです 良席と言われる『ト・チ・リ』の席!
ただただもぅ感激です・・・ 花道が近い~!!!
【第一幕:実録先代萩】
80代の芝翫さんが、ご自身のお孫さん、そして
仁左衛門さんのお孫さんと競演するのですが、これがもぅ
最初っから圧巻なんですゎ~
私は初めて芝翫さんの演技を生で拝見したのですが、
素人の私から見ても、その演技力は抜群
当たり前ですが、役者さんが観客に見せるために出来る動きって
やはり限られています。
特にこの演技はほぼ座ったままなので、手・表情などでしか
感情を表現することはできません。
それでも表情たっぷりに、特にコミカルに、時に情緒的に、
そして目まぐるしく感情の変化を表現するサマは、ただ呆然と
見惚れることしかできません。
緊張しているはずの子役2人の盛り上げ方も素晴らしく、
時に子役の引き立てに回るサポート力の高い演技は、子役2人を
乗りに乗せて、もぅ感動!拍手喝采!!
素晴らしいの一言以外に言葉が見つかりません。
あまりに引き込まれすぎて、え?!もう終わりなの??
とぃぅぐらいの速さで、あっとぃぅ間に終わっていました。
もぅ残すところは助六由緑江戸桜を残すのみ・・・と思うと
なんだか淋しくて涙が出そうでした
【第二幕:助六由緑江戸桜】
海老蔵の爽やかな口上から始まります
團十郎、玉三郎を筆頭に、左團次、仁左衛門、菊五郎、
勘三郎、三津五郎、福助と華やかすぎるキャスティング
まずはもう、何と言うか・・・。
すべてが流れるように美しい團十郎さんの動き。
玉三郎さんの、圧倒的な色気。(少しは見習いたい・・・)
会場中がお腹を抱えるほどアドリブが冴え渡る勘三郎さん。
端役なんて恐れ多くて言えないほど、
『こんな大物をこんな役で出して大丈夫なの?』と
素人の私が心配になるほど、すべてが豪華
あまりに引き込まれすぎて、幕がしまったときも単なる
休憩かと勘違いしたほどでした。
それほどまでにあっとぃぅ間に終わってしまった歌舞伎座、
最後の舞台・・・
終わった後は放心状態。ものすごーい喪失感・・・。
なんだかとってもとっても淋しかった~
まだまだ歌舞伎初心者の私ですが、新歌舞伎座が出来るまで、
新橋演舞場を中心に、私なりに勉強しておこうと強く心に決めました
そんなわけで、早速来月も新橋演舞場に行きます!
なんと今回團十郎さんが演じた助六を海老蔵が
演じるのですよ~ 松竹もなかなかニクイことやるな~
ってその松竹戦法に、まんまと引っかかっている私(笑)
今から待ち遠しいです!!