ある日のこと。
会社の休憩室に行くと、何やら先輩達がキャアキャアと
群がっております
視線の先にはオレンジ色の包み紙。
聞くと『東京で1番美味しい』と絶賛される大福を
上司がわざわざ並んで買ってきてくださったのだそう。
和菓子初心者の私。
お店の名前を聞いても包み紙を見てもピンときません
秘書室では『食に貪欲』とからかわれている私ですが、
先輩達の間でも私の『和菓子ビギナー』ぶりは有名(笑)
皆さん優しく色々と教えて下さいました。
聞けばその大福。
予約不可な上に午前中には完売してしまうほどの人気とか
その有名店とは『群林堂 』。(皆様はご存知ですか?)
お店は護国寺にあるそうで、近くでお子さんの入学式に
出席した上司が『お休みありがとう』と買ってきてくれたもの。
さて、先輩達の熱狂ぶりを見た私。
1人1個と言われていたので自分の分を早々にキープし、
そっと触ってみると、ふんわりもっちりと柔らかい感触が
指を伝わってきました・・・
これは大福好きのママさんにぜひとも持って帰りたい!
と即座に思った私。
『早めに食べてね』とぃぅ上司の注意も聞かず、頑張って
お仕事を切り上げ、丁寧に大福1個を包むと急いで帰宅・・・
大福好きのママさんは大喜び
やっぱり持って帰ってきて良かった~
さーて、さっそくお皿に・・・と思ったら・・・。
外の冷気を受けたせいか、カッチンコッチンに・・・
小さな大福。
半分をママさんに、残りの半分をさらに半分にして、パパさんと
私で食べました。
お豆がたくさん入っていて美味しかったけれど、なんだかとっても
淋しい気分 上司からの忠告を無視したせいで、あんなに
美味しそうだった大福をこんなに固くしてしまって・・・。
自己嫌悪でいっぱいです
これなら美味しいうちに食べて、感動したら改めて自分で買いに
行った方が良かったかも・・・
群林堂にも家族にも申し訳ない気持ちになりました
今度ちゃんとお店に足を運び、美味しい大福をゲットして来ようと
固く誓ったのでした・・・