食べるのが好きです~となどと公言しながら、
ほとんど外で食べたことのないジャンル、それが和食。
元々があまり好きでない父の影響で、『焼き魚定食』的なものが
食卓に上がったことが昔からほとんどなく、外食もフレンチばかり。
実は家族で行きつけの和食屋さんが下北とぃぅディープな場所に
1つだけあるのですが、こちらはとっても気に入っているため、
私の将来のお婿さんにしか教えないと決めております(笑)
湘南育ちで大の好きな母は、日本人なのに
に興味ないなんて
教育上よくない!と無理やり焼き魚や干物やらを食卓に出したり、
みんなで勉強のためと割烹?に繰り出したこともありましたが、
『うーーん・・・』 父も私も、あまり幸せな気持ちになれず・・・。
でも先日、あまり気乗りせずに行った和食屋さんで、
和食もぃぃなと思えるようになったのです
麻布十番駅から徒歩2分ほどのところにある小さなお店、
『旬の味 たき下』に行ってきました
とても『雰囲気がぃぃ』、『素敵なお店』とぃぅ佇まいではないけれど、
なんとも粋で、そして何よりとっても暖かい雰囲気
カウンター8席、テーブル6席、こあがり10席の全席喫煙
店内は満席で、男性率がとても高かったです。
私達はカウンターの端っこの席に案内されました。
目の前にガラスの壁があり、目の前でを焼くご主人の姿を
見ることができました。
暖かいおしぼりの後は、お通し。
ホウレンソウのおひたしでしたが、柔らかさがちょうど良く、
薄味のお出汁がとてもほっこりする優しい味でした。
そして事前に口コミで人気だった黒むつ柚香焼き。
まずはと思い、最初にお願いしてみました。
がほとんどわからない私でも『美味しそう!』と確信が
持てるほど、肉厚で立派なむつ。
骨も綺麗に取り除かれていて、お箸を入れると身からふわっと
美味しそうな湯気が立ち上ります。
元々むつは好きななのですが、これはヤラレターーー
なぜ2人で1つのオーダーにしてしまったのか後悔するほど、
本当に本当に美味しかった・・・!
和食における『食べる順番のお決まり』をまったくわかってない
私。おかしいよね?と思いつつ、続いてお刺身に挑戦。
普通はまずお刺身からいくもの?なのかな??
サバやタコなどもありましたが、1番好きな平目をお願いしました。
ならではの脂の乗った感じがお醤油と溶け合って目尻が下がる
あとはお茄子と里芋の煮出し、無難に出し巻きたまごなどを食べ。
でもなんとなく、もぅ1歩進めるわ、私!みたいな不思議な
気持ち?になり、普段だったら絶対頼まない、
『穴子の天日干し』を頼んでみた
目の前に現れたものを見て思ったのは、
『あ~やっぱりね。やっぱり地味なのよね』
このなんとも言えず淋しい感じが、私が『家庭の和食』を
好きになれない、最大の理由だったのだけれど・・・。
大根おろしと一緒に口に含んでみると・・・
あ~~~違った!私、間違ってた!!
私やっぱり日本人でした~!!
って感じでした(笑)
家庭的な和食の味も、ぃぃもんなんだ、って、28歳にして
気付きました(笑)
そしてね、この日もう1つ、嬉しいことが
今まで飲まず嫌いであまり飲めなかった日本酒。
この日、美味しい和食のおかげで、美味しく飲めるようになりました
こうやって『オトナの階段』のぼっていくんですね(笑)
こちらのお店は、お食事も適当な居酒屋さん並みにお安くて、
心配になるぐらいなのですが、お酒
も本当にお安くて、
1合1000円以下のものがずらり
ちなみに今回はアラカルトでお願いしましたが、周りを見ると皆さん
『お任せ』に好きなものを追加しているようです
ちょっとこちらの常連になりたいと思ったお店との出会いでした
どんなジャンルも、食わず嫌いはダメですね