ご存知の通り、最近もっぱらハマっている中華
ソムリエの亀山さんにオススメの中華を伺ったところ、
ライターがこぞって通ってるらしいから予約が取れなくなる前に
早く行った方がぃぃですよとご紹介してくださったのが
チャイニーズレストランわさ
こちらのご主人、山下さんは岐阜で有名な開化亭で
働いていたそう。(その前は福臨門らしい)
ところが中華初心者の私。
開化亭と言われても全くピンと来なくって・・・
でも、さすがグルメなbelleさん。
「それはすごい!」と大興奮して次の日に行かれてました(笑)
そんなアクティブなbelleさんのブログはこちら→☆
そんな訳でちと遅れて行ってみた私・・・
お店の場所を調べてびっくり
なんと我が家から徒歩圏内じゃありませんか
他に行き方としてオススメなのは、バス
田園調布~渋谷の循環バスが出ているので
八雲高校とぃぅ駅で降りるとすぐ目の前です
あとは自由が丘・都立大学からタクシーが
便利かと思います
いただいたショップカードの地図がとっても詳しかったので
載せておきますね~
さて、ご夫婦で切り盛りしているこちらのお店。
カウンター8席、テーブル席8席の計16席とぃぅこじんまりした
お店ですが、カウンターの縦幅が広めなのでお料理がたくさん
来ても全然狭く感じず、むしろ居心地
まずは人気メニュー、帆立入り揚げ餃子(6個入り1,200円)。
「熱いですが中からバターが出てくるので一口で
召し上がってください」とのこと。
手元に冷えたグラスを準備して、えいやっ!と頬張ると、
中からじゅわ~~っと熱々バターが溶け出してきて、
そこに肉厚の帆立がふわっと・・・
ちょっともぅ、ビックリするぐらい美味しいっ
アミューズ代わりにまず食べたい一品です
続いては気になっていた五香粉餃子(4個入り600円)。
こちらは餃子の中にスパイシーな五香粉、くわいなどが入り
とても香り高い一品 餃子がお化粧したような・・・
お肉もたっぷり、ニラもたっぷりなのに、ちょっと高貴な味
続いて箸休めが欲しくて搾菜(400円)をオーダーしたら、
これが予想を裏切るサラダのようなビジュアルでまたビックリ。
フレッシュでシャキシャキした搾菜、初めていただきました
続いても人気メニューとぃうピータン生姜風味(800円)
こちらのピータンは中がとろっとしていてアンモニア臭さも
控え目。その理由は台湾産を使用しているからとのこと。
上海産は売られているときに泥がついていて、アンモニア臭も
きつめなのだとか。さらにこちらでは台湾産のピータンを4日間
冷蔵庫の中で熟成?!させているんですって~~
こちらのお料理は、クラシカルな中華では決してないけれど、
かと言ってフュージョンとかぃぅそんな曖昧なカテゴリーにも
入れたくないし、モダンとも違う。
なんだかとってもオリジナリティ溢れる感性で
すでにファンになってきましたぞ
続いてはお待ちかね
事前予約必須の鮎の春巻き(2,500円)です
蓮の葉に乗せられた鮎の春巻きは、皮までちゃんと
鮎のフォルムに合わせて最後にカットされていて、
とっても可愛い見た目なんです
でもそんな可愛い見た目とは裏腹に、その作り方は
伺っただけで倒れそうなぐらいエンドレスな緻密作業・・・
1本2,500円の春巻き~なんて思うのは、野暮な話です
うるかとぃぅ鮎の肝のソースをつけていただく日もあるそうですが
この日は秋刀魚の肝がソースになっていて、これが絶品
秋刀魚にお醤油とオイスターソースで味付けをしたのだとか。
この肝だけでお酒が呑めそうです
肝心の鮎の春巻き、私はシンプルにお塩とカボスで
なんかもう工程を伺っているだけに美味しさが身に染みて
あ~夏だな~~としみじみ・・・
期間限定とのことですが、秋・冬の限定春巻きも
楽しみにしたいところです
さて、言い忘れましたがこちらのお店、通常メニューと
黒板メニューとがあります。
10種類ほど並んだ手書きの黒板メニューから選んだ
こちらも美味しすぎて発狂
白海老と九条ネギの山椒風味(1,400円ぐらい?)
素揚げ感覚でさっと油を通して炒められた白海老は
サクッサク 九条ネギも同様に外側サクサク、でも
中身はぬるっとしていてその食感の対比が
さらに生姜も効いていて付け合せのトマト&レタスも
これまた美味しい
そう、このあたりから気づき始めたのですが、
こちらのお店は何と言ってもさりげなく付け合せとして
乗せられたお野菜が非常に美味しい
中華でお野菜を生のまま出すところは極めて少ないと
言われているそうですが、その定説を覆すような、
これぞコラボ(中華と・・・何でしょ?)の真髄と言った感じ
カウンターのあちらこちらから「野菜がうまいね~」
との声が上がっていました、納得
さて、さすがにそろそろお腹もいっぱいになってきて
〆の時間がやってきました。
気になっていた汁なし坦々麺は、シャンツアイが
品切れのため、この日はなし・・・
そういえば去年の今頃、私もシャンツアイを求めて
スーパーを2、3軒ハシゴ。
やっとのことで明治屋さんで入手したのです。
この時期この手のお野菜はどこも品薄らしいです
・・・そんなわけで今回は汁あり坦々麺(1,000円)を
前日に龍天門で冷やし坦々麺をいただきましたが
龍天門のようなクリーミーさはなく、肉々しい飛騨牛の
そぼろがゴロゴロ入ってガツンと来るお味
辛さはそこまでなく、細い麺に濃いスープが絡みつきます。
ここで急遽、先ほどからあまりに肉厚で気になっていた
万願寺唐辛子をさっと炒めていただくことに
赤と緑、綺麗な唐辛子だけでなく、鮮やかな黄色のコーンも
即席で炒めてくださるあたり、やはり色彩のセンスを
感じて、ちと感動・・・
辛味のない万願唐辛子は見た目通りずっしりとした食感。
不思議とジューシーで、甘みのあるトウモロコシとも
良く合います。美味しかった~
〆にはもう1つ、葱チャーハン(1,000円)もオーダー
こちらは少し量が多めだったのでさすがにお腹にきましたが
少しもちっとしたお米をパラッと炒めて、タマゴがお米に
まとわりつくように入っていて、素朴だけどとても
味わい深いものでした
もうお腹はMAXだけど、もちろんデザートは別腹です
デザートは奥様のお手作りとぃぅライチのシャーベットと、
さきほど餃子にもあった五香粉のアイスクリーム(各500円)を
ライチのシャーベットは細かく刻まれた果肉も入っていて、
それが桜のようにほんのりピンク色をしていて
とても可愛く、そしてものすっごく美味しい
一方気になっていた五香粉アイスクリームは、あの餃子から
香った香りと同じ香りなのにまったく別物のような一品に。
クリーミーなアイスクリームに複雑な香りが織り交ざり、
これまた絶品 いや~感動しました
美味しいお料理もさることながら、とても驚いたのは、
山下さんご夫婦お2人で切り盛りしているのに、
信じられないほど手際が良いとぃぅこと。
カウンターなのでお台所が丸見えなのですが、
下準備が完璧にされているし、手際がぃぃのはもちろん、
順序よくムダもなく、本当に素晴らしいの一言
私よりたった2歳上なだけの山下さん。
こんな素晴らしいお店をご夫婦でされているなんて。
2年後の私は、こんな風にしっかり人生を歩めているだろうか?!
なんてことまで考えちゃいました(笑)
帰りにご夫婦でお外まで見送って下さる姿に
池尻のOGINOのご夫婦の姿が重なり、とっても好印象
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この日のお夜食は、テイクアウトした豚肉の紹興酒煮込み
甘辛のタレにどっぷり漬かった豚ちゃんは、トロットロ
ご好意でお野菜炒めもつけてくださいましたぞ
美味しかったコーン、枝豆、新じゃが、里芋・・・などなど。
香ばしくってとっても美味しかったです
紹興酒煮込みは、もちろん花巻(300円)に包んでいただきました
次回は今回いただけなかった鰻とインゲンのカリカリ炒め(夏限定)、
汁なし坦々麺を食べに、近々ディナーで伺う予定です
こちらのお店を教えて下さった亀山さん&belleさん、
どうもありがとうございました
こんなご近所にお店が出来たのも何かのご縁
ちょくちょく通って中華テク、習いたいものです・・・