2009年のファーストレストランは、
エディションコウジシモムラ
に行ってきました
(前回の訪問日記はこちら→☆☆☆ )
アペリティフのシャンパーニュは山本侑貴子さんのブログ で
気になっていたBillecart-Salmonをいただきました
酸味があるのにフルーティーで、女性らしい印象でした
後味もほんのり甘くてとても美味しかったです
お料理は前菜2品+お魚料理+お肉料理+デザートの
9,450円のコースをいただきました。
アミューズは前回と同じケッパーと生ハムのミニバーガー
バジルの香りがたまりません
でもこれ、ホントはもっといっぱい食べたいな・・・
前菜は、スペシャリテです
三陸産牡蠣の冷製
海水と柑橘のジュレ 牡蠣と岩海苔のムース
牡蠣は苦手なのですが、あまりに評判なので
どうしてもトライしたくなって、今回トライ
結果、大満足です
牡蠣がちょっと好きになりそうです(←単純・笑)
プリップリした大きな牡蠣は3つも入っていて、豪快
そしてそれぞれの大きさはと言うと、3口分はあろうかという
かなりのビッグサイズ
ほんの少しだけ火入れしてあるそうですが、ほぼ生。
1番上からドライな岩海苔、柑橘(レモンとライムだそう)のジュレ、
岩牡蠣、そして白濁した牡蠣と海苔のムースになっているのですが
これはなんとか器用にスプーンに乗せて一気に食べたいところ。
一緒に食べるともう、最高
やっぱりスペシャリテと言われるだけのことはあるのですね
続いて2品目の前菜は、白子のポワレ
真っ白な白子は、表面が少し茶色く色づくように
焼いてあり、付け合せはセップ茸とヘーゼルナッツ。
食べるときに温かいセップ茸のソースをかけていただきます。
白子は、お鍋やポン酢、あとはお味噌汁ぐらいでしか
食べたことがなかったのでフレンチでの白子は初めて
元々白子が大好きなので、メニューを見たときから
美味しそうオーラをしっかりと感じ取っていました(笑)
熱々の白子、表面は焼いてあるので少し硬く、でも口に
含むとふわっとあの柔らかい食感が広がります
そして薫り高いセップ茸と一緒にいただくともう絶句です
なんも言えねーby北島康介状態です。
たまにヘーゼルナッツの食感も楽しみながら、
あっという間に食べ終えてしまいました
それにしてもこの白子、結構な量がありました
ここ数年のフレンチは、大きなお皿にちょぴっと・・・
なんて悲しいことも結構あるので、嬉しい限りです
続いてはお魚料理。
カダイフを纏った的鯛のフリットは前回いただいたので
今日は鮟鱇をいただきました
鮟鱇にトリュフが入ったソースがかかっているのですが
それより周りのつけ合わせが、とっても素敵だったんです
お正月らしく、クワイ、百合根、そして・・・
ちょろぎ!
なんともお正月っぽいですよね
こういう季節感を出すお店、大好きです
鮟鱇自体は、あまり先入観を持たずに食べてみたのですが
プリプリしてて肉厚だったのはちょっと意外でした
こういうことはしっかり記憶にとどめねば
でもトリュフは正直あまり香りがなかったかも
何か他の食材で味が消されてしまったのでしょうか
素人にはわからないのがちょっと悔しい・・・
さて、続いてはメインです。
ここではちょっと失敗してしまいました
前回食べた鴨を、また食べてしまったのです
お店の方が、メインの鴨は他に変えますか?と
事前に聞いてくださったのに、何かをすっかり勘違いして
また鴨を選んでしまいました・・・
せっかくだから違うもの(今回はウズラがありました)に
すれば良かったのに、後悔です
でも鴨さんももちろん美味しくいただきました
ここの鴨は薄くスライスしたものを3枚並べて・・・
というスタイルではなく、大きな塊で出して下さるので
お肉食べたなあ!という気持ちになれるのが嬉しいところ
そうそう、書き忘れましたがワインは白のハーフで
ルイジャドーのピュリニーモンラッシェを、
赤はグラスでエルミタージュをお願いしました。
自分用の備忘録として書いておきます。
デザートは、ダークチェリーとアニスのアイス
(・・・?だったかと思うのですが記憶が曖昧です)か
みかんのコンポートにミルクのアイスクリームが
チョイスでき、またはクリームを使わないチョコレートに
イタリア産のオリーブオイルをかけたなんて珍しいものも
私はみかんのコンポートをいただきました。
デザートタイムに下村シェフがいらして、また例のご講義が
始まったので、実はデザートの記憶があまりありません
ただ、ハワイ産の黒いお塩がアイスクリームに
かかっていたのは、とても印象に残りました
そして、気になっていたカカオウォーターを飲むことが
出来たのも素敵な経験でした
飲むとカカオの香りがとてもするのに、
見た目はデザートワインのように透明で・・・。
あれは一体何なのでしょうね
何かとても印象に残るものをいただくと、
そのレストランの評価って抜群に上がってしまうのは
私だけでしょうか
カンテサンスのメレンゲのアイスや、
シモムラのカカオウォーターなど・・・特にお食事の
後半のデザートにガツンと衝撃的なものがあると
そのお店の印象がとても深くなる気がします。
反対に、お料理がとても美味しくてもデザートが
イマイチだと、「有終の美」が飾れなくて
ちょっとがっかりしてしまいますよね
それはスウィーツ大好き女子だからでしょうか
ちょっとだけ熱く語ってしまいましたが、
シモムラさんは今回も大満足でした
でも、今回はまたもやランチでの訪問だったので
今年中にぜひディナーを、しかもせっかくなら
シモムラシェフのスペシャルメニューをいただきたいものです