私の母は、趣味で美術史の勉強をしています。

その熱心さは娘の私から見ても尊敬に値するほどで

趣味の域を遥かに超えています。


大学に通い、イタリア語を学び・・・

そのぐらいまではまだ理解できたのですが、

慣れないメールを使ってセミナーや講演会の予約をし、

朝早い時間から夜、土日まで出かけていく様子は

ただの主婦とは到底思えません。


ここ2、3年は地方にもどんどん出かけていって

絵の修復作業現場を実際に足場にのぼって見たり、

最近は中国美術にも興味があるようで、

歴史を学ぶために高校の歴史の教科書を買って読んでみたり・・・。


父のコネクションから聴講生として授業を受けたり、

図書館に入れてもらったりして肩身狭く?始めた母が、

今や肩書きのない名刺を配っては母なりに積極的に

ネットワーク拡大に励んでいて、そんな母の姿は、

見慣れないものの、娘ながらに素敵だなと思っています。


さて、母の趣味はもっぱら絵画の世界ですが、

正直私に絵画はあまり理解できません(笑)

非現実の世界を見て、何が面白いのか、

そこに何を思うのか、正直わからないからです。


私は、写真を見るのがとても好きです。

写真は現実しか映さないからです。

実際にこんなことが!とか、すべて描かれているものが

現実だから面白いと思ってしまうのです。


でも、母は私に絵画を強制はしません。

興味を持つフィールドがあることが大切なのだと

言ってくれます。

写真を見るのが好きなら、

見たい写真をたくさん見ればぃぃ、と言います。


最近お気に入りの写真が、

このエルメスの広告の写真です

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何となくグレゴリー・コルベール の写真に

似た雰囲気を感じるのですが、写真家は誰なのか、

デザイナーは誰なのか・・・気になります


気になると言えば、明日からついに

ムートン・ロスシルド ワインラベル原画展

が始まりますドキドキ

これは絵画に興味のない私が久々に心魅かれた展覧会キラキラ


明日が待ち遠しいです音譜