【予想】

日本1-0クロアチア

韓国0-1ブラジル



【結果】
日本1-1クロアチア(PK戦で負け)
韓国1-4ブラジル


なるほど。なるほど、ね…。


まあブラジルは強かった。ネイマールが怪我で離脱したと思ったら戻ってきた。案の定強い。てか数日で治る怪我ってなんやねん。


スコアで見ると韓国は大敗したように見えるが、むしろこれだけの点差をつけられたのに90分インテンシティ(直訳すると「強烈さ」、守備の時のガツガツ度)が落ちなかった韓国チームには感動を覚えた。
これだけ最後の最後まで戦っている姿を見せつけられれば国民も文句は言えまい。


日本は今大会史上一番良い戦いをしていた。のだが、時間が経つにつれ駒の少なさが露呈してしまった。
調子が良さそうだった久保さんは体調不良、ボールの収まらない上田さん、ドイツ戦だけ覚醒していた浅野さん、なぜか10番を背負っている南野さん、テンパっている田中さん、100分以上出ていた守田さんや遠藤さんよりも使えないと判断された柴崎さん…


まずい、思わずチクチク言葉が出てきてしまった。これは「スピリチュアル的」ではない…。
とはいえスタメン組とある程度の控え組は極めて優秀だったのだ。でなければドイツスペインに勝ちクロアチアと引き分けるなんてことは到底できない。


まあこの駒不足というのは前大会でもそうだったのだ。前大会ではチームの中心で何もかもこなせた柴崎さんをボロ雑巾のように使い回し、結局彼の代わりがおらず敗退した。


今大会のMVPは間違いなくキーパーの権田さんだろう。セービング能力、フィード、クロスの処理…クロアチア戦の時点では間違いなく彼が地球で一番優れたキーパーであった。ちなみに彼はJ2のチームに所属している。
こういったことで思うのだが、海外のチームに移籍するのは構わないがそれで試合に出れなければ本末転倒である。海外の方がインテンシティが高くよりガツガツしているから鍛えられるという側面があるのは理解できるのだが、サッカー選手としては試合に出てこそ喜びを得られるというものではないだろうか。


「ネームバリュー」「海外組という称号」
確かにエゴはこういったものを欲しがる。が、その肉体精神機構がサッカーをするようにプログラムされていることはあるものの、地位や名声を欲しがるようにプログラムされることはない。
それはあくまで「社会に与えられた目標」であり「後付けの目標」なのだ。


もし本来の自分を生きるのならば、プロ、アマチュア、コーチング業、そういった種類の垣根を問わず、それぞれの肉体が輝く場所を見つけられるに違いない。


もちろんベンチに座っていることが悪いということではない。サッカーのゲームの仕組み上そういった選手が必要なのは間違いない。
が、それでも、交代要員だとしても、その肉体がもしパズルのピースの一つとしてそこに当てはまるのなら、その肉体はその境遇に満足し喜び溢れて生きることができるだろう。
とはいえ「プロになれるだけの肉体を持っており、なおかつずっとベンチに座っていても満足する肉体精神機構」というのはなかなかない気がするのである。だから「ある程度は試合に出れるクラブ」を選択して欲しいのだ。


最後無理やりスピリチュアルに紐付けた感がエグい?
たしかに…!


【今日の予想】
モロッコ1-2スペイン
ポルトガル1-0スイス




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