ボブ・フィックスの瞑想CDの紹介。

聴き流すだけで浄化、カタルシス、ストレス解消が起こる(◯ピードラーニングみたいな怪しさではある)。





ちなみに私は一曲目ではあまり効果を感じられなかった。

二曲目のタイトルの「TAM TARE TUTTARE」の解説について少し。



チベット音による真言編集

ཨོཾ་ཏཱ་རེ་ཏུཏྟཱ་རེ་ཏུ་རེ་སྭཱཧཱ། (oṃ tāre tuttāre ture svāhā) 

オーム・ターレー・トゥッターレー・トゥレー・ソーハー[14]



オームとタムが違うじゃねえか、と思われるかもしれないが細かいことは気にしないでいただきたい。私もそんなに詳しくは知らないのだ。



タラはチベットの文化であり、赤とか白とか緑とか色んな色のタラがいる。日本の仏像に色がついたものと思って構わない。



それぞれの色によって何をもたらしてくれるか違う、という信仰をしているらしい。

ボブ・フィックスのフルフィルメント瞑想の中にも「赤タラマントラ、白タラマントラ、緑タラマントラ、金タラマントラ」があるが、これも色によって効果が違い、身体の中の異なるセン(ナディ、経絡、ストレスを溜め込む管)を浄化する。



ネット上を調べれば「タム・タレ・トゥッタレ」の意味づけに関していくらでも出てくるが、そういった形而上学的なことに私は興味はない。

この「タム・タレ・トゥッタレ」は単なる音であり、その音の響きが身体のセンをキレイにする。



例えば口で「オーム」とゆっくり声に出して言うのと、「スワハー」とゆっくり声に出して言うのとでは身体の異なる部分に響くのがわかるだろう。

頭の中で「オーム」と言うだけでも身体の中に響く。



地球上に残っているマントラの作用はおそらくほぼこれであろう。

日本のお経や、「オーム・マニ・パドメ・フム」なんかもこれである。



タイかどっかに「オーム・マニ・パドメ・フム」と書かれたタイヤみたいなクルクルがあり、それを一回回すとこのマントラを千回唱えたことになる、みたいな観光名所があった記憶があるが、これはナンセンスな話である。

クルクルを回しても音が響かなければ身体のストレスはどこへも行かないからだ。



このボブ・フィックスのCDも「タム・タレ・トゥッタレ・トゥレ・スワハー」の繰り返しで基本は構成されている。

この五語の何が良いかと言えば、それぞれの音が五元素に対応しているということだ。



タム:空(空体)

タレ:風(思考体)

トゥッタレ:火(感情体)

トゥレ:水(液体)

スワハー:地(肉体)



五元素はそれぞれ五身体に対応している。それゆえ、この私たちの身体を満遍なく浄化してくれるのだ。



ボブ・フィックスの瞑想CDでも、フルフィルメント瞑想でも、この「五身体すべてに対応している」というのはそんなに多くない。

先ほど書いたタラマントラ、クリシュナマントラのみである。



そして私の経験上、身体の健康を得る際に、「どこが悪くて、どこにアプローチすれば良いのか」と詮索したり実践したりすることはかえって遠回りになる。



「第一チャクラが肉体の健康に良い」

とか、

「第七チャクラを浄化すると直観が冴える」

といったことを少なからず見たことがあるかもしれない。

が、実際のところ私たちにはこの肉体の神秘は分かり得ないのだ。

普通の人よりも不健康な身体を持ち、肉体に関して思惟し、実践した私の老婆心である。



「ハートチャクラは万能だから」

とか、

「ルートチャクラは全てを司る源だから」

とかいう宣伝文句に振り回されずに、さっさと「その全て」に対応するアプローチ方法を取るのが何よりも近道であり、また金もかからない。



現代人はとかく不健康であり、様々なトラブルを抱えている。

内蔵が悪かったり、眠れなかったり、すぐイライラしたり、悪癖があったりする。

上記は私が抱えているトラブルでもあるが、それぞれの問題で身体のどこを癒せばいいか異なるのだ。



もちろん部分的な癒し方も今後パワーストーンの記事で書いたりするであろうが、私たちに必要なのは「全体的で包括的に癒せる便利なアイテム一つ」であると感じている。

ただでさえこんなに彷徨っているのに、これ以上形而上学的、分析学的なトラブルを生み出している時間はないだろう。




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